試合中に失神したGKバーコヴェック(写真は2016年8月) [写真]=Photonews via Getty Images
チェコで行われた試合中に失神して倒れたGKの命を救った相手チームの選手が行った応急処置が、“英雄的行為”として話題となっている。26日付のイギリス紙『デイリーミラー』が報じている。
チェコ1部リーグ第18節が26日に行われ、ボヘミアンズ1905とスロヴァコが対戦。同紙によると、同試合の30分ごろにエリア付近左でボヘミアンズのチェコ人GKマルティン・バーコヴェックと味方DFが接触。バーコヴェックは仰向けに倒れ、失神したようだ。
すると、近くにいたスロヴァコのトーゴ代表FWフランシス・コネがバーコヴェックに駆け寄り、飲み込みそうになっていた舌を引き出す応急処置を行った。その後、病院に運び込まれてCT検査が行われたが、命に別状はなかったという。
“Myslím hlavně na to, ať jsou kluci brzo v pořádku a můžou zase hrát fotbal,” vzkazuje Francis do Ďolíčku @bohemians1905! #Kone #PrvniLiga pic.twitter.com/1GSnsyWjMk
— 1.FC Sʟᴏᴠᴀ́ᴄᴋᴏ (@1_FCS) February 26, 2017
バーコヴェックは自身のフェイスブックを更新し、「僕はフランシス・コネに感謝したい。今日の試合で応急処置をしてくれた。無事でホッとしているし、改めてありがとうと言いたい」と綴り、命の恩人に感謝の言葉を伝えた。
また、コネは同様の処置を過去にも行ったことがあると明かし、「これで4度目だね。タイで1度、アフリカで2度行ったことがある。舌を飲み込んでいないかいつも確認しているんだ」と話した。
By サッカーキング編集部
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