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ブラジル名門加入の中国人選手、登録名を“オスカル”に…理由は?

2017.03.15

サンパウロ(右)に加入する中国人MFジャン・ユアンシュウは、オスカル(左)の大ファンだという [写真]=VCG via Getty Images、LatinContent/Getty Images

 ブラジル1部リーグのサンパウロと契約を結んだ中国人MFジャン・ユアンシュウが、登録名を“オスカル”としたことが話題となっている。13日付のブラジルメディア『グローボ』が報じた。

 現在19歳のジャン・ユアンシュウは、昨年5月に中国スーパーリーグの山東魯能からデスポルティーボ・ブラジル(サンパウロ州3部)へレンタル移籍で加入。同クラブで公式戦40試合出場11ゴールを記録し、“コパ・サンパウロ”というカップ戦の優勝にも貢献した。すると活躍が評価され、ブラジル1部のサンパウロ加入が決定。2017年12月末までのレンタル移籍ながら、名門クラブへのステップアップを果たすことに成功した。

 当面は、20歳以下のチームでプレーする見込みだというジャン・ユアンシュウ。ただし、自身の登録名を“オスカル”としたことで、現地のファンの間で注目を集めているようだ。

 オスカルといえば、今冬の移籍市場でチェルシーから中国スーパーリーグの上海上港へ加入したブラジル屈指のスター選手だ。同選手はサンパウロのユース出身でもあり、ファンにとっては親しみ深い存在である。

 そんな“オスカル”を登録名とした背景には、中国人の名前がブラジル人にとって発音しにくく、また覚えにくいという理由があるという。現地に在住する中国人の多くは欧米風の名前を別に持っており、ジャン・ユアンシュウも同様の理由で、大ファンであるという“オスカル”を登録名にすることに決めたそうだ。

 中国の“オスカル”として、その名に恥じぬプレーを披露することができるのか。今後のさらなる活躍が期待されるところだ。

(記事/Footmedia

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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