ジュピラー・プロ・リーグ・プレーオフ1第1節が2日に行われ、日本代表FW久保裕也の所属するヘントとクラブ・ブルージュが対戦した。久保はトップ下で先発出場となった。
レギュラーシーズンの上位6チームによるホーム&アウェイの総当り戦が行われるプレーオフ1。ヘントはレギュラーシーズンを勝ち点「50」の4位で終え、プレーオフでは獲得した勝ち点の半分である「25」が持ち越されている。初戦はレギュラーシーズン2位で、プレーオフでは勝ち点「30」のブルージュをホームに迎えた。
試合は開始わずか8分に動いた。ブルージュは右サイドからのクロスに、ウェズリーがヘディングシュート。これは右ポストに直撃するが、跳ね返ったボールを自ら押し込んで先制点を奪った。
出鼻を挫かれたヘントだったが、25分に試合を降り出しに戻す。右サイドからのクロスを、エリア内左のモーゼズ・サイモンが右足ダイレクトボレーで叩き込み、同点に追い付いた。さらに44分には相手のハンドでPKを獲得。これをサイモンが決めて逆転に成功した。
1点リードで折り返したヘントだが、ウィリアム・トロースト・エコングが47分、50分に立て続けにイエローカードを提示され退場。数的不利になると、ブルージュに押し込まれる。69分、エリア内に抜け出したビョルン・エンゲルスにフリーで右足シュートを許し、70分にはゴール前でレックス・イメルスにヘディングシュートを浴びるが、いずれもGK好セーブでピンチをしのぐ。
ヘントは71分に久保を下げてダニエル・ミリチェヴィッチを投入。その後も防戦一方のヘントだったが、1点を守り切り、2-1で逆転勝利を収めた。プレーオフ白星発進で勝ち点「28」に伸ばし、3位に浮上している。
【スコア】
ヘント 2-1 クラブ・ブルージュ
【得点者】
0-1 8分 ウェズリー(ブルージュ)
1-1 25分 モーゼズ・サイモン(ヘント)
2-1 45分 モーゼズ・サイモン(ヘント)