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後攻不利のPK戦に新しいシステム導入か!? 『ABBAルール』とは

2017.05.05

PK戦のルールが変更になるかもしれない [写真]=Getty Images

 イギリスメディア『BBC』など各メディアは3日、「欧州サッカー連盟は、PK戦に新しいシステムを導入した」と報じた。

 サッカーにおいて試合を決める重要なシステムといえるPK戦。トーナメント制の大会で同点となった場合、勝敗をつけるために行われるものだ。

 コイントスによって先攻と後攻を決め、互いのチームから一人ずつがキッカーとしてシュートを放っていく。

 しかし、今回UEFAはこのシステムに大きな変更を加えるテストを行っているとのことだ。

 試行されているのは現在クロアチアで行われているU-17欧州選手権、ならびにチェコで行われているU-17女子欧州選手権である。

 変更されているのはキッカーの順番である。新しいルールでは、一回蹴るごとに先攻と後攻が入れ替わる。

 つまり、AとBが戦うとして、このような形でキッカーを担当することになる。

 A1→B1→B2→A2→A3→B3→B4→A4→A5→B5

 という形。通称『ABBAルール』と言われており、最初と最後を除いて両チームが原則的に2回連続で蹴るという形だ。

 なぜこのように変更されたかという理由であるが、これは「常に追いかけることになる後攻のチームが精神的に不利なのではないか」という懸念によるもの。

 実際に研究によれば先攻のチームが60%で勝利するという有意なデータが出ているとのことで、それに対応するためのルール変更だ。

 今回行われる2つのU-17大会を含めてテストが続けられ、その結果次第で世界的に導入される可能性があるとのこと。

(記事提供:Qoly

By Qoly

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