以前から天津権健のターゲットとされるオーバメヤン [写真]=Bongarts/Getty Images
中国スーパーリーグの天津権健のシュ・ユヒュウ会長が、今夏の移籍市場でのビッグネーム獲得に自信を見せた。イギリス誌『FourFourTwo』が伝えている。
潤沢な資金を武器に、世界各国の大物選手を獲得する“爆買い”が相次ぐ中国スーパーリーグ。天津権健の監督を務めるのは2006年にバロンドール(世界年間最優秀選手)を獲得した元イタリア代表DFファビオ・カンナヴァーロ、そして選手には元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パト、ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルが名を連ねるなど実に豪華だ。
今年1月の移籍市場でもチェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタ、パリ・サンジェルマンのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、モナコのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ、ドルトムントのガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンの獲得を試みたが、実現には至らず。引き続き、今夏もオーバメヤンはトップターゲットとしていることが報じられており、一部報道では6900万ポンド(約99億円)を準備しているともいわれている。
ユヒュウ会長はこの噂に対し「具体的な選手名は語らない」としながらも、ビッグネームを獲得するプランがあることを認めた。
「今夏どの選手を獲得するか、という基本的な決定はもう済んでいる。そして実際に、口頭ではあるが、選手本人と所属クラブとも合意できている。しかししっかりとした契約はまだ済んでいないので、現段階で具体的な名前を述べることはしない」。
「最低でも一人、もしくは2、3人、ヨーロッパでプレーする選手を獲得できるだろう。ワールドクラスのFWを獲得するために何ら難しいことはない。そしてウィンガーの補強も考えている。そのウィンガーの選手とも合意に近づいているよ」。
天津権健は今シーズン、9試合を終えて2勝3分4敗の勝ち点「9」で10位。首位に立つのはルイス・フェリペ・スコラーリ監督がチームを率いる広州恒大で、7勝1分1敗の勝ち点「22」となっている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト