カタール航空との契約終結を発表したアル・アハリ [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
サウジアラビアの強豪クラブ、アル・アハリが、カタール航空とのスポンサーシップ契約を終了させたことを発表した。クラブの公式ツイッターで伝えている。
報道によると5日、サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの中東主要国が、テロリズムを支援しているとしてカタールと国交を断絶。カタールの外務省は「断交は不当で、事実無根の主張や疑いに基づいている」との声明を発表したが、各国政府はカタールに派遣していた外交官を撤退させ、国内の空港、港湾からの移動を禁止している。
サッカー界にも断交の影響は広がり、アル・アハリは早くもカタール航空とのスポンサー契約打ち切りを発表。2014年の10月に3年契約を結んだあと、今年5月には契約を更新していたところだった。カタール航空はバルセロナともスポンサー契約を結んでいる関係で、昨年12月にはカタールの首都、ドーハで両チームのフレンドリーマッチも行われていた。
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Al-Ahli announces the termination of the sponsorship contract between the club and Qatar Airways. pic.twitter.com/lwmrDuSQPp— Al-Ahli Saudi Club (@ALAHLI_FCEN) June 5, 2017
また、中東メディアの報じるところによれば、サウジアラビア代表はカタールを拠点とする『beIN SPORTS』や『Alkass Channel』の取材に応じることも禁止されたという。今年12月末にはサウジアラビア、UAE、カタール、バーレーンらが出場予定のガルフカップがカタールで開催されることが決定しており、同大会への影響も懸念されている。
By サッカーキング編集部
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