ノヴァコヴィッチが現役最終戦でゴールを決めた(写真は昨年のもの) [写真]=Getty Images
かつて大宮アルディージャや清水エスパルス、名古屋グランパスでプレーしたスロヴェニア代表FWミリヴォイェ・ノヴァコヴィッチが、現役生活ラストとなる試合でゴールを決めた。
スロヴェニア代表は、10日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選でマルタ代表と対戦。9日に今シーズン限りでの現役引退を表明していたノヴァコヴィッチはベンチスタートとなった。
1-0でスロヴェニア代表がリードして迎えた64分、ノヴァコヴィッチがピッチへ。すると84分、スロヴェニア代表はカウンターから右サイドを突破。折り返しにノヴァコヴィッチが右足で合わせ、見事にゴールを奪った。同選手にとって、これが代表通算32得点目となっている。試合は2-0でスロヴェニア代表が勝利。同選手の現役ラストマッチに花を添えている。
試合後には引退セレモニーが実施された。スロヴェニアサッカー協会は、ノヴァコヴィッチのコメントを公式サイト上に掲載。「この試合に足を運び、私をサポートしてくれた全てのファンに感謝します。また、このような美しい瞬間を用意してくれたチームメイト、そしてスロヴェニアサッカー協会にも感謝します。このようなやり方でナショナルチームに別れを告げる最初の選手になれて光栄です。将来、全ての選手がこのような美しい方法でチームに別れを告げるに値する選手になることを願っています」と述べている。
現在38歳のノヴァコヴィッチは、2012年8月に期限付き移籍で大宮へ加入。2013年には明治安田生命J1リーグで26試合出場12得点をマークした。2014年に清水へ完全移籍すると、J1全試合で先発出場し、13ゴールを記録。2015年より名古屋に移籍したが、26試合出場で5得点にとどまり退団に。日本に別れを告げている。J1では約3年半で3クラブに所属し、通算98試合出場35ゴールを記録した。
By サッカーキング編集部
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