世界王者のドイツがアジア王者のオーストラリアを破った [写真]=Getty Images
FIFA コンフェデレーションズカップ ロシア 2017のグループB第1節が19日に行われ、オーストラリア代表とドイツ代表が対戦した。
アジアカップ 2015を制したオーストラリアと、2014 FIFAワールドカップで世界王者に輝いたドイツが激突。オーストラリアは、横浜F・マリノスのDFミロシュ・デゲネクや、マシュー・レッキー、マッシモ・ルオンゴらが先発出場し、ティム・ケーヒルはベンチスタートとなった。若手主体のドイツは、キャプテンのユリアン・ドラクスラー、シュコドラン・ムスタフィらに加え、初選出のサンドロ・ヴァーグナーとラース・シュティンドルもスタメン入りした。
試合は開始5分、ドイツが先制に成功した。ユリアン・ブラントがペナルティエリア内右に進入し、マイナスの折り返しを送ると、中央でフリーのシュティンドルが右足ダイレクトシュートをゴール右隅に決めた。
その後も攻勢を続けるドイツは23分、ヴァーグナーが浮き球パスでエリア内左に抜け出し、左足シュートを放つが、わずかに枠の右に外れた。劣勢のオーストラリアはセットプレーからチャンスを迎える。37分、左サイドからのFKで、トレント・セインズベリーがゴール前に抜け出してフリーでヘディングシュートを放つが、枠を捉えられなかった。
すると直後の40分、オーストラリアが試合を振り出しに戻す。敵陣中央でパスを受けたトム・ロギッチがドリブルで持ち上がり、エリア手前から左足ミドルシュート。これはムスタフィにブロックされるが、自らこぼれ球を左足ダイレクトで振り抜き、ゴール右に沈めた。
だが、直後の43分にドイツは、レオン・ゴレツカがエリア内でルオンゴに倒されてPKを獲得。キッカーのドラクスラーが落ち着いてGKと逆のゴール右に流し込み、再びリードを奪った。
後半に入って48分、ドイツがリードを広げる。右サイドのジョシュア・キミッヒが前線へ浮き球スルーパス。エリア内右に走り込んだゴレツカが右足シュートでゴールネットを揺らした。
オーストラリアは56分、ロギッチがエリア手前右からミドルシュートを放つと、ゴール前のトミ・ユリッチに当たりコースが変わるが、GKベルント・レノにセーブされる。だが、こぼれ球をユリッチが左足で押し込んでゴール。ユリッチのハンドが疑われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定により、得点が認められた。
ドイツは75分、途中出場のティモ・ヴェルナーがエリア内で相手DFをかわし、右足シュートを放つが、これは左ポスト直撃。あと1点が遠いオーストラリアは86分にユリッチを下げてケーヒルを投入する。だが、スコアはこのまま動かず、ドイツが3-2でオーストラリアを破り、白星スタートを切った。
なお、大会は21日にグループA第2節の2試合が行われ、ロシアとポルトガル、メキシコとニュージーランドがそれぞれ対戦する。
【スコア】
オーストラリア 2-3 ドイツ
【得点者】
0-1 5分 ラース・シュティンドル(ドイツ)
1-1 41分 トム・ロギッチ(オーストラリア)
1-2 44分 ユリアン・ドラクスラー(PK)(ドイツ)
1-3 48分 レオン・ゴレツカ(ドイツ)
2-3 56分 トミ・ユリッチ(オーストラリア)
By サッカーキング編集部
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