相手選手の顔を叩いてレッドカードを提示されたユルマズ [写真]=Getty Images
26日に行われた中国スーパーリーグ第14節、北京国安と江蘇蘇寧の一戦で、またも大乱闘が起きた。大手メディア『ESPN』が伝えている。
試合はスコアレスのまま終盤に突入。江蘇蘇寧の選手が負傷したため一旦プレーが止まった後、試合は再開された。すると北京国安の選手が江蘇蘇寧側にボールを返却しなかったことがきっかけとなり、両軍入り乱れての大乱闘に。北京国安のトルコ代表FWブラク・ユルマズが、揉めている最中に相手選手の顔を叩き、レッドカードを提示された。
ユルマズは2016年から北京国安でプレー。ガラタサライ、フェネルバフチェなどでプレーし、2年連続でトルコリーグの得点王に輝いた経歴を持つ。
今月11日に江蘇蘇寧の監督に就任したばかりのファビオ・カペッロ監督は、就任後のリーグ戦での初勝利を目指したものの引き分けに終わった。試合後、指揮官は「(我々に負傷者が出て)試合が再開された。つまり相手は我々にボールを返すべきだったんだ。サッカーにおいて最も重要なのはフェアプレイの精神だと思う」とコメント。チームは15位に沈んでいるが、「ここにきて10日あまりだが、チームは進歩している。今後の戦いについては自信を持っている」と前向きに語った。
中国スーパーリーグでは、18日の上海上港と広州富力の一戦でも50人規模の大乱闘が発生したばかり。上海上港のブラジル人MFオスカルが突然、相手選手に向かって至近距離から全力でボールをキックし、跳ね返ったボールをまた別の選手に向かって思い切り蹴ったことで、殴り合いに発展していた。
By サッカーキング編集部
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