ワールドカップ予選で最下位に沈む中国代表だが、指揮官が解任されることはないようだ [写真]=Getty Images
中国サッカー協会(CFA)は22日、中国代表の指揮官を務めるマルチェロ・リッピ監督を2019年までの契約が終了まで続投することを表明した。
2016年10月に中国代表の指揮官に就任したリッピ監督だが、ガオ・ホンボ監督が率いていたチームは低迷を極め、就任後すぐに「ワールドカップ出場は不可能なミッション」と語るなど、物議を醸していた。
現在、中国代表は2018 ワールドカップロシア アジア最終予選のグループAで最下位に沈んでいる。この成績不振を見て各メディアは退任の可能性を報道していた。
しかし、この噂に対しCFAは公式に声明を発表し、リッピ監督が契約満了となる「2019年のアジアカップ終了までは同監督が続投する」と断言。さらに、「チームの準備や選手の選出には一切干渉しない」と付け加えた。
中国代表はすでに自力でのワールドカップ出場権獲得は不可能となっており、残る対ウズベキスタン戦と対カタール戦にどちらも勝利した上で、ウズベキスタン、シリア、カタールが2連敗する必要がある。さらにそこで3位に入ったとしても、グループBの3位チームと対戦、その勝利後に北中米カリブ予選の4位チームに本戦出場権をかけて戦うことになる。
2018 ワールドカップロシアへの出場は絶望的だが、さらに先の将来を見据えての今回の声明を発表となったのだろうか。
By サッカーキング編集部
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