長期的な社会貢献活動を展開。サッカーを通じて、子どもたちに「夢」を提供していく [写真]=︎HONDA ESTILO
本田圭佑がプロデュースする「SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL」のコーチ陣が、ルワンダでサッカースクールを実施した。
HONDA ESTILO株式会社の子会社であるSOLTILO Kenya Ltd.を通じて、アフリカ3カ国で「AFRICA DREAM SOCCER TOUR supported by Car-Tana.com」を開催。難民やスラム街に住む恵まれない子どもたちが夢や希望を持つきっかけを得られるように、社会貢献活動の一環としてサッカー指導を提供していく。
今回のツアー開催は、本田が今年6月にウガンダを訪問したことがきっかけだった。遺児や難民キャンプで暮らす子どもたちと触れる中で過酷な現状を知った本田は、アフリカ大陸で恵まれない子どもたちに向けた社会貢献活動を行うことを決意。「サッカー(スポーツ・教育)で世界中に夢や希望を与え感動させ続ける」。HONDA ESTILOグループの理念実現に向けた新たな一歩となった。
そして、12月9日にツアー初日を迎えた。訪問先のCECYDAR(ストリートチルドレンの保護施設)で1時間程度の練習を実施。その様子を多くの現地メディアが報じた。今後は約1年をかけてルワンダ、ケニア、ウガンダを周る。
本田の教育に対する想いは強い。
「私は、プロフェッショナルのサッカー選手であり、起業家であり、教育者です。私の任務は、子どもたちの教育をサポートすることです。特に、あまり恵まれていない国にいる子どもたちの教育をサポートすることです」
自らを“教育者”と定義し、世界中の恵まれない子どもたちが教育の機会を得られるよう取り組みを進める本田は、昨年6月に「Global Advocate on Youth and Education」に就任。国連傘下の国連財団から、全世界の子どもたちへの質の高い教育普及の手助けをする役割を任された。
今回の「AFRICA DREAM SOCCER TOUR」は、通常のサッカースクールとは異なり無償で実施する。現在、本田が現地に出向く予定はないが、彼の熱い想いはコーチ陣にしっかりと受け継がれている。アフリカの子どもたちが夢や希望を持てるきっかけを与えたい――。HONDA ESTILOが果たす役割は大きい。
By サッカーキング編集部
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