現役時代は代表でも同僚だったギグス氏(右)とベラミー氏(左) [写真]= AMA/Corbis via Getty Images
元ウェールズ代表MFライアン・ギグス氏と元ウェールズ代表FWクレイグ・ベラミー氏が、母国の代表監督就任に向けた面談を受けたようだ。イギリスメディア『BBC』が、12日付で報じている。
2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選で敗退しW杯本戦出場を逃したウェールズ代表は、昨年の11月17日に約6年間指揮を執ったクリス・コールマン監督の退任を発表していた。しかし、その後任は未だに決まっておらず、代表監督不在の状況が続いている。
同メディアによると、ウェールズサッカー協会(FAW)は前任者のコールマン監督と同じく、ウェールズ出身の指導者を新監督に任命したい方針とのこと。それもあってか、現役時代は代表の中心的存在として活躍したギグス氏とベラミー氏に対してそれぞれ面談を行っていたようだ。
現役時代にマンチェスター・Uで数々の栄冠を勝ち取ってきたギグス氏は、選手兼コーチの立場にあった2014年にデイヴィッド・モイーズ監督の退任を受け、4試合にわたって暫定的に同チームの指揮を執っている。
現役引退後もマンチェスター・Uに留まり、ルイ・ファン・ハール氏のアシスタントとして2シーズンを過ごしたギグス氏だが、ジョゼ・モウリーニョ監督の到来と共に、長年過ごしてきたチームを後にする。2016年の10月にはスウォンジーの監督候補として面談を受けたようだが、現場への復帰は叶わなかった。
一方のベラミー氏はFAWのテクニカルディレクターを務めるかたわら、現役を引退した際の所属クラブでもあったカーディフのアカデミーでコーチを務めている。
ニューカッスル、リヴァプール、マンチェスター・Cといったクラブで活躍したベラミー氏はトラブルメーカーとしても知られていたが、ウェールズ代表での出場試合数は64試合のギグス氏を上回る78試合で、同国史上4番目に多い数字だ。同メディアによると、フレンドリーマッチを欠場することの多かったギグス氏ではなく、ベラミー氏を支持する層も協会内には一定数存在しているようだ。
ウェールズ代表は上記の2名以外にも、かつてストークでアシスタントを務めたマーク・ボーウェン氏と、代表のテクニカルディレクターを務めるオシアン・ロバーツ氏を後任候補として考えており、既に後者とは面談を行ったとも報じられている。かつて母国の代表を支えた名選手の、指導者としての帰還は実現するのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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