トップリーグで127年以上もの間、戦い続けているセルティック [写真]=UEFA via Getty Images
日本代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSV(HSV)は、1963年のブンデスリーガ発足以来、2部降格を一度も経験していないことをを誇りにしている。スタジアムに設置されている時計はその日数をカウントするもので、クラブのシンボルでもある。だが、今シーズンは第24節を終えて降格圏内の17位に低迷。記録は途絶えてしまうだろうか。
2月28日付のドイツ紙『スポーツビルト』が、欧州で最も長い期間、リーグ発足以来1部リーグから降格した経験を持たないクラブを紹介している(日数は2018年2月28日時点)。なかには19世紀から1部リーグで戦い続けている驚きのクラブもある。ランキングは以下の通りだ。
▼11位(54年188日)
ハンブルガーSV(ドイツ)
▼10位(58年127日)
オリンピアコス、パナシナイコス、PAOK(ギリシャ)
▼9位(59年7日)
ベシクタシュ、フェネルバフチェ、ガラタサライ(トルコ)
▼8位(61年180日)
アヤックス、PSV、フェイエノールト、ユトレヒト(オランダ)
▼7位(79年52日)
ベンフィカ、ポルト、スポルティング(ポルトガル)
▼6位(88年145日)
インテル(イタリア)
▼5位(89年19日)
アスレティック・ビルバオ、レアル・マドリード、バルセロナ(スペイン)
▼4位(96年164日)
ボヘミアンズ・ダブリン(アイルランド)
▼3位(106年185日)
ラピッド・ウィーン、オーストリア・ウィーン(オーストリア)
▼2位(127年/正確な日付は不明。ベルファストリーグから一時期は南部も含めたアイルランドリーグに拡大したが、1921年の分裂後、元のリーグに戻った)
クリフトンヴィル、グレントラン、リンフィールド(北アイルランド)
▼1位(127年196日)
セルティック(スコットランド)
なお上記ではカウントされていないが、現行のプレミアリーグが1992年に発足してからチャンピオンシップ(2部)への降格経験がないのは、マンチェスター・U、アーセナル、リヴァプール、トッテナム、チェルシー、そしてエヴァートンの6クラブだ。
ちなみに、Jリーグの「オリジナル10」に数えられる鹿島アントラーズと横浜F・マリノスは現時点で25年319日と記録を更新し続けている。ビッグクラブと呼ばれるための条件には、タイトルや規模の他にも安定してトップリーグに所属し続けるということも挙げられる。その意味では、25年以上もトップリーグに君臨し、安定した成績を残し続けてきた両クラブは、日本のビッグクラブと呼べるだろう。今季も記録は更新されるだろうか。
By サッカーキング編集部
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