映像で確認する審判 [写真]=Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)は評議会を3日に開き、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を正式にサッカーのルールとして採用することを決定したようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』を始め、各国メディアが報じている。
PKにつながるファールやゴールの際のオフサイドなど、重要な判定の際に審判団が映像を確認するVARはすでにセリエAやブンデスリーガなどで使用されてきたが、今回の決定により世界のどの大会でも、VARの使用に許可がいらなくなる。
2018 FIFA ワールドカップ ロシアでVARを使用するかどうかは今月16日にコロンビアで行われる会合で決定されるが、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長はこの決定を受け、VARの導入について次のようにコメントを発表している。
「この決定はワールドカップとその試合に影響がある。これまでの研究によって、VARは試合にポジティブな影響を与えることが証明されている。ワールドカップの審判団はVARを使用する準備をしっかりしてきている。彼らは過去2年間トレーニングを積んできたからね」
VARの導入には試合時間が延びることなど、反対意見も少なくない。欧州サッカー連盟のアレクサンデル・チェフェリン会長は来シーズンのチャンピオンズリーグでの導入に否定的な見方を示している。今後も議論は続きそうだ。
By サッカーキング編集部
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