FIFAはギリシャでの事件を重く見ているようだ [写真]=Getty Images
ギリシャ1部リーグに所属するPAOKのイヴァン・サヴィディス会長が、先日の対AEKアテネ戦で銃を所持したままピッチへ侵入した事件について謝罪のコメントを残した。15日、イギリス紙『BBC』が伝えている。
事件が起こったのは、11日に行われたギリシャ・スーパーリーグ第25節PAOK対AEKアテネの一戦。試合終盤90分にPAOKが待望の決勝点を奪ったにも関わらず、オフサイドの判定により取消になり、この判定を不服としたサポーターがピッチになだれ込んだ。そしてPAOKの同会長も乱入したが、腰に銃を携帯したまま2度もピッチへ降り立ち抗議したため、スタジアムは騒然となり、試合は結局中止となってしまった。
この事件は各国メディアが報じ、このような事態を招いてしまったサヴィディス会長は次のように自身の行動の理由と反省を述べている。
「本当に申し訳ないことをした。私はPAOKのサポーターを暴動から守りたかったんだ。でも、あのような状況でピッチへ入るべきではなかったと思う」
この一連の出来事を重く見たギリシャ政府はリーグの無期限停止を決定。そして欧州クラブ協会(ECA)はPAOKを活動停止に処した。また、FIFAはギリシャ政府とギリシャサッカー協会に対して、あらゆる暴力の根絶を徹底するように要求。さらに、このような状況が改善されなければ、全ての国際大会に参加することを禁止すると警告している。
By サッカーキング編集部
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