FIFAが新たなルール変更を検討しているようだ [写真]=Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)が新たなルール変更を検討しているようだ。ドイツ誌『スポーツ・ビルト』の報道を引用する形で、イタリアメディア『メディアセット』が5日に報じている。
来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)におけるルール改正を発表した欧州サッカー連盟(UEFA)に続き、FIFAもルールの見直しに着手しているようだ。
『スポーツ・ビルト』のインタビューの中で、FIFA副事務局長を務める元クロアチア代表MFズボニミール・ボバン氏は、検討中の3つのルール改正について以下のように言及したという。
■監督らの違反行為に関するルール。
「我々は、監督への警告処分(イエローカード)の導入を検討している。その対象にはスタッフとベンチ入りしている選手も含まれる。現在、監督は直ちに観客席(などフィールド外)へ退席を命じられているが、改正案では退席処分に至る前に警告を受けることになる」
■遅延行為に関するルール
「勝利に近づいたチームの選手が、交代する際に時間をかけてピッチを出る遅延行為を阻止したいと考えている。審判の指示により、交代する選手がピッチのどこからでも退出することができるルールを検討している」
■ゴールキックに関するルール
「味方のゴールキックを、ペナルティーエリア内でも受けられるようルールを改正するかもしれない。この場合、相手チームの選手が介入できるのは、パスを受けた選手がボールにタッチした(インプレーになった)後となる」
FIFAは今年3月、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)をサッカーのルールとして採用することを正式発表。2018 FIFAワールドカップ ロシアでW杯史上初めて導入されることが決定したばかりだ。VARに関しては賛否が分かれている模様だか、新たなルール改正案についても見解が割れるかもしれない。
(記事/Footmedia)
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