マッタースブルク戦に先発出場した南野拓実 [写真]=Bongarts/Getty Images
オーストリア・ブンデスリーガ第35節が20日に行われ、FW南野拓実が所属するザルツブルクと、FW奥川雅也の所属するマッタースブルクが対戦した。南野と奥川はそれぞれ先発出場で、今シーズン同カード4試合連続で日本人対決が実現した。
前半は、すでにリーグ5連覇を決めているザルツブルクが主導権を握るが、なかなかゴールが生まれない。25分、ハンネス・ヴォルフが強烈な左足ミドルを放つが、これはクロスバー直撃。34分には、FKの流れでモアネス・ダブールが体で押し込むが、ハンドの判定でゴールは認められなかった。
後半に入ってザルツブルクは52分、南野が浮き球パスをエリア手前中央で体を張って収め、落としをダブールがダイレクトで狙うが、シュートは枠を捉えず。その後もザルツブルクは攻勢を続けたが、56分にヴォルフがカウンターで抜け出した奥川に後方からタックルを見舞い、レッドカードで一発退場。奥川は右ふくらはぎに相手の足裏が入り、ピッチ外で治療を受けたが、大事には至らずプレーを続行した。
ザルツブルクは74分、南野を下げてフレドリック・グルブランドセンを投入。一方。これまでシュート0本のマッタースブルクは76分、奥川に代えてパトリック・ビュルガーを送り出す。84分、カウンターからアンドレアス・グルーバーがエリア手前左で左足を振り抜くが、マッタースブルク唯一のシュートはクロスバー上に外れた。
後半アディショナルタイム5分、試合がついに動く。右サイドのFKからファーのダブールが頭で落とし、中央のグルブランドセンが押し込んでゴール。ザルツブルクが1-0の劇的勝利で今シーズンのホーム最終戦を白星で飾った。
【得点者】
1-0 90+5分 フレドリック・グルブランドセン(ザルツブルク)
By サッカーキング編集部
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