ベルギー代表として96試合出場を記録しているヴィツェル [写真]=Getty Images
ドルトムントへの移籍決定が迫っていると報じられた天津権健(中国スーパーリーグ)のベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルだが、手続きが進展しているわけではないようだ。ドイツ誌『Kicker』日本語版が30日に報じている。
ヴィツェルについてはベルギーメディア『RTBF』を引用する形で、『Kicker』日本語版がドルトムント加入決定が目前であると報道。同選手が30日にもメディカルチェックを受ける見込みと伝えられていた。移籍金は2000万ユーロ(約25億9000万円)と推定されている。
しかし今回の報道によれば、ドルトムントはヴィツェルの獲得を目指してはいるものの、30日中にメディカルチェックが実施されることはないという。同選手と天津権健の契約は2019年末までとなっているが、欧州復帰を目指して様々な選択肢を検討している模様。ドルトムントもオプションの一つとなっているようだ。
ヴィツェルは現在29歳。2018 FIFAワールドカップ ロシアで初の3位入賞を果たしたベルギー代表で中心選手として活躍し、同大会では6試合に出場した。代表通算96試合出場を誇る、経験豊富な長身MFだ。
ヴィツェルはスタンダールでプロとしてキャリアをスタート。ポルトガルのベンフィカ、ロシアのゼニトを経て、昨年から天津権健でプレーしている。同クラブはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でベスト8に進出。準々決勝では鹿島アントラーズと対戦する。
By kicker日本語版