昨年夏から天津権健でプレーしているモデスト [写真]=Getty Images
ロコモティフ・モスクワが、中国スーパーリーグの天津権健に所属するフランス人FWアントニー・モデストの獲得に動いているようだ。フランス紙『レキップ』が8日に報じている。
報道によると、天津権健との契約を2020年12月まで残しているモデストの獲得を目指し、ロコモティフ・モスクワが動きを見せているという。すでに移籍に向けた話し合いは始まっている模様で、本人もロシア王者移籍へ前向きな姿勢を示しているようだ。同紙は「天津権健退団に近づいている」と記し、移籍の可能性が高まっていると伝えている。
モデストは1988年生まれの30歳。ニースの下部組織出身で、2007年にトップチームへ昇格した。2009年にはアンジェへのレンタル移籍を経験。2010年夏にボルドーへ加入し、ブラックバーンやバスティアでのプレーも経験した。2013年夏からはホッフェンハイムでプレーし、2シーズン通算で55試合出場19得点6アシストを記録。2015年夏に加入したケルンでは、2シーズンで40得点9アシストを記録する活躍を見せた。
とりわけ2016-17シーズンはブンデスリーガ3位の25得点を記録。日本代表FW大迫勇也(今シーズンからブレーメンでプレー)との2トップでケルンをけん引し、25年ぶりの欧州カップ戦へと導いた。昨年夏に天津権健へ移籍し、元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトと強力攻撃陣を形成している。
天津権健は今夏の移籍市場で、ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルのドルトムント移籍が決定。モデストも流出することとなれば、さらなる痛手となることは間違いない。天津権健はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でベスト8に進出。準々決勝では鹿島アントラーズと対戦する。
By サッカーキング編集部
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