16-17シーズンまでケルンでプレーしていたモデスト [写真]=TF-Images/Getty Images
中国スーパーリーグの天津権健に所属するフランス人FWアントニー・モデストが、2016-17シーズンまでプレーしていたケルンに復帰する可能性を報じられている。
報道によると、フランスの複数メディアがモデストのケルン復帰が実現する可能性を伝えているという。2017年夏に天津権健へと移籍した同選手は2020年12月まで契約を残しているものの、退団を望んでいる模様。8日付のフランス紙『レキップ』は、ロシア王者のロコモティフ・モスクワが獲得に向けて動きを見せていると報じている。
ロコモティフ・モスクワのほか、ドルトムントへ加入する可能性も取り沙汰されているモデスト。今回の報道では古巣ケルンへの復帰も噂されているが、実現の可能性は高くないようだ。同クラブのゼネラルマネージャー(GM)を務めるアルミン・フェー氏は「悪くない話だね」と笑いつつ、以下のように語ったという。
「我々にはお金がない。彼(モデスト)が中国で稼いでいる額について(新聞で)読んだことが事実ならばね」
フェー氏が冗談交じりに反応していることからも、モデストのケルン復帰が実現する可能性は低いとみられている。とはいえ、同選手が欧州復帰を望んでいることは間違いない模様。残りの移籍期間で新天地を見つけることができるか、注目だ。
モデストは1988年生まれの30歳。ニースの下部組織出身で、2007年にトップチームへ昇格した。2009年にはアンジェへのレンタル移籍を経験。2010年夏にボルドーへ加入し、ブラックバーンやバスティアでのプレーも経験した。2013年夏からはホッフェンハイムでプレーし、2シーズン通算で55試合出場19得点6アシストを記録。2015年夏に加入したケルンでは、2シーズンで40得点9アシストを記録する活躍を見せた。
とりわけ2016-17シーズンはブンデスリーガ3位の25得点を記録。日本代表FW大迫勇也(今シーズンからブレーメンでプレー)との2トップでケルンをけん引し、25年ぶりの欧州カップ戦へと導いた。昨年夏に天津権健へ移籍し、元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトと強力攻撃陣を形成している。
By サッカーキング編集部
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