若手選手に苦言を呈したセードルフ監督 [写真]= Getty Images
カメルーン代表のクラレンス・セードルフ監督は、若手選手が中国リーグをはじめとするアジアのリーグでプレーすることに独自の見解を示し警鐘を鳴らしている。イギリスメディア『BBC』が報じている。
セードルフは現役時代アヤックスやレアル・マドリード、ミランとビッグクラブで活躍し、オランダ代表でも10番を背負った。引退後は、古巣ミランを指揮した後、中国の深圳、スペインのデポルティボ、そして今月4日からカメルーン代表を率いている。
今回、初めて代表メンバーを招集したが、その中に2017年のアフリカネイションズカップ優勝時の主力であるバンジャマン・ムカンジョ(北京人和)やクリスティアン・バソゴグ(河南建業)らの名前がなかったことが話題となっていた。
この選択についてセードルフ監督は「アジアのレベルでは戦えない」と話し、若手選手がアジアでプレーするのではなく、欧州トップレベルのリーグに行くべきだとの見解を示した。
「才能ある若手選手は中国やアジアでしのぎを削ることはない。もし、より良い条件を望むのだとしたら、彼らは代表選手としてプレーするチャンスを失うということを理解してほしい」
同監督は厳しいコメントを残しながらも「我々は誰に対してもドアを閉ざすことはない」として次のように続けている。
「規律があってハードワークができる選手を求めている。もし中東にいる誰かがチームに何かをもたらすことができるのならば、迷わず私はその選手を招集するだろう」
「最高の選手たちというのは欧州の最高レベルのクラブでプレーすることを望むものだ。チャンピオンズリーグのような最高の大会に出場したいと思うだろう。もし20歳の才能ある若手選手だとしたら欧州最高峰のクラブでプレーするべきだ。ミランやユヴェントス、チェルシーといったクラブのようなね」
By サッカーキング編集部
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