クラブに抗議する姿勢を見せたヤングボーイズのサポーター [写真]=Getty Images
スイス・スーパーリーグの試合中に、クラブのeスポーツへの投資にサポーターが抗議したことで、試合が一時中断された。24日、海外メディア『eurogamer』が伝えている。
「eスポーツ」とは「エレクトロニック・スポーツ」(electronic sports)の略称で、主に対人戦要素のあるビデオゲームをスポーツ競技として扱う際に使われる。欧米ではすでに多くのクラブがeスポーツに投資をしており、プロゲーマーやプロチームを抱えているクラブも多い。
スイス・スーパーリーグのヤングボーイズもeスポーツに投資する考えを明らかにしたが、一部サポーターは快く思っていないようだ。23日に行われたリーグ戦第7節ヤングボーイズとバーゼルの試合中にサポーターが抗議。客席からゲームのコントローラーや大量のテニスボールが投げ込まれたことで、試合は一時中断された。
Swiss football fans throw controllers on the pitch in esports protest https://t.co/tYNy243ggL pic.twitter.com/XQiJBWmzNR
— Eurogamer (@eurogamer) September 24, 2018
クラブの熱狂的なサポーターたちは、eスポーツという仮想の世界に参入することよりも、現実のチームへの投資を望んでいるという。客席には、「一時停止」のマークが描かれた巨大な横断幕も掲げられ、クラブのeスポーツ参入に抗議が行われた。
試合は程なくして再開され、ホームのヤングボーイズが7-1で勝利を収めた。しかし、円滑に試合を実施することができず、一時中断を余儀なくされたクラブにはリーグ側から処分が下される可能性もあるようだ。
By サッカーキング編集部
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