アル・ドゥハイルでプレーする選手たち [写真]=Getty Images
日本代表MF中島翔哉がポルティモネンセからカタール・スターズリーグ(カタール1部)のアル・ドゥハイルへ移籍することが3日に発表された。
カタールの首都ドーハを本拠地とするアル・ドゥハイルは、秋春制が採用されているカタール・スターズリーグを2連覇中で、ジョゼ・モウリーニョ氏の“右腕”として活躍したルイ・ファリア氏が1月18日に新監督就任を果たしたばかりだ。
果たして、中島は初の中東挑戦でどんな活躍を見せてくれるのか。今回は新たなチームメイトたちを7名紹介する。
写真=Getty Images
■メディ・ベナティア
生年月日:1987年4月17日(31歳)
国籍:モロッコ
ポジション:DF
中島と共に今冬の移籍市場でアル・ドゥハイル入りを果たしたモロッコ代表センターバック。昨夏のロシアワールドカップではキャプテンとして2試合に出場するなど、リーダーシップも持ち合わせる。前所属のユヴェントスではマッシミリアーノ・アッレグリ監督、またバイエルン所属時代にはジョゼップ・グアルディオラ監督の指導を受けており、中島にとっても頼りになる“同期”となりそうだ。
■アフメド・ヤセル
生年月日:1994年5月17日(24歳)
国籍:カタール
ポジション:DF
昨年8月から12月まで、ヴィッセル神戸に在籍していたカタール代表DF。Jリーグ初のカタール人選手としてリーグ戦7試合に出場したが、期限付き移籍期間が終了した今冬にアル・ドゥハイルへの復帰を果たした。2017年7月から昨年1月までは、クルトゥラル・レオネサ(スペイン)でプレー。井手口陽介と入れ違う形での退団となったが、スペイン2部リーグで得点を挙げた実績も持つ。
■アシム・マディボ
生年月日:1996年10月22日(22歳)
国籍:カタール
今季リーグ戦成績:11試合・0得点
ポジション:MF
先日、アジア王者に輝いたカタール代表のボランチ。身長は168cmと小柄だが、豊富な運動量と高いボール奪取能力を武器とし、アジアカップでは日本との決勝戦を含む6試合に出場した。カタールの育成機関「アスパイア・アカデミー」の出身で、卒業後はオーストリアのLASKリンツやスペインのクルトゥラル・レオネサに在籍。2017年には、アル・ドゥハイルから豊川雄太が所属するオイペンにレンタル移籍した経験も持つ。
■ナム・テヒ
生年月日:1991年7月3日(27歳)
国籍:韓国
ポジション:MF
韓国サッカー協会が2008年まで実施した「優秀選手海外留学プログラム」の出身者で、10代からイングランドのレディングやフランスのヴァランシエンヌでプレー。2012年にアル・ドゥハイルに加入すると、10番を任されている。ただし、昨年11月の代表戦で右ひざの前十字じん帯を断裂。長期離脱が確定し、今回のアジアカップも欠場を余儀なくされた。
■アルモエズ・アリ
生年月日:1996年8月19日(22歳)
国籍:カタール
ポジション:MF
今回のアジアカップで得点王に輝いたカタール代表のストライカー。日本代表との決勝戦でも存分に発揮されたスピードと決定力の高さは、すでにアジアレベルを超えていると言っても過言ではない。ただし、クラブ公式サイトで「MF」と表記されているように、アル・ドゥハイルでは2列目でプレーすることもあり、中島にとってはライバルとなり得る存在だ。
■エジミウソン・ジュニオール
生年月日:1994年8月19日(24歳)
国籍:ベルギー
ポジション:FW
スピード豊かなウインガー。ブラジル出身の父も元サッカー選手で、スタンダール・リエージュ在籍時にベルギーで生まれた。プロデビューを果たしたのは、2012年のシント・トロイデン在籍時。同クラブでは2015年の1部昇格にも貢献した。その後、父の古巣であるスタンダール・リエージュを経て、昨夏からアル・ドゥハイルでプレーする。
■ユセフ・エル・アラビ
生年月日:1987年2月3日(32歳)
国籍:モロッコ
ポジション:FW
2016年夏のアル・ドゥハイル加入後、2シーズン連続でカタールリーグ得点王に輝いているエースストライカー。今季もリーグ開幕15試合で18ゴールと驚異的なペースで得点を量産している。フランス生まれながら、A代表はモロッコを選択。ロシアW杯のメンバーには選出されなかったが、その実力は折り紙つきで、中島は彼の“良き相棒”になることが求められる。
(記事/Footmedia)
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