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仏誌発表の長者番付1位は2年連続でメッシ…では、年収アップNo.1選手は誰?

2019.04.04

サッカー選手の最新長者番付に名を連ねる選手たち [写真]=Getty Images

 4月から新年度がスタート。多くの会社では新入社員を迎え入れたり、人事異動が行われたり、新たな1年が慌ただしく始まっていることだろう。そして4月と言えば、給与改定の季節でもあり、昇給、あるいは減給に一喜一憂した人もいるかもしれない。

 奇しくも、サッカー界でも給与に関するニュースが発表された。フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』は2日、毎年恒例となっているサッカー選手の最新長者番付を公表。今シーズンの年棒とボーナス、そして広告収入も合わせた額でトップに立ったのは、バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシで、1億3000万ユーロ(約163億円)を稼ぎ出したという。

 では、年収アップの額が最も大きかったのはどの選手なのか。今回は、昨年と今年の2年連続でトップ20入りを果たした14選手について、年収の増減額を算出。以下、ランキング形式で紹介する。

*カッコ内の順位は、「日本円/該当シーズンの長者番付」
*日本円は4月3日のレートで計算

写真=Getty Images

14位 セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)

セルヒオ・ラモス

2018-19シーズンの収入:2300万ユーロ(約28億8000万円/20位)
2017-18シーズンの収入:2750万ユーロ(約34億4000万円/7位)
増減額:-450万ユーロ(約5億6000万円)

13位 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)

ギャレス・ベイル

2018-19シーズンの収入:4020万ユーロ(約50億4000万円/5位)
2017-18シーズンの収入:4400万ユーロ(約55億2000万円/4位)
増減額:-380ユーロ(約4億8000万円)

12位 ジェラール・ピケ(バルセロナ)

ジェラール・ピケ

2018-19シーズンの収入:2700万ユーロ(約33億9000万円/11位)
2017-18シーズンの収入:2900万ユーロ(約36億4000万円/5位)
増減額:-200万ユーロ(約2億5000万円)

11位 トニ・クロース(レアル・マドリード)

トニ・クロース

2018-19シーズンの収入:2630万ユーロ(約33億円/12位)
2017-18シーズンの収入:2820万ユーロ(約35億4000円/6位)
増減額:-190万ユーロ(約2億4000万円)

10位 ポール・ポグバ(マンチェスター・U)

ポール・ポグバ

2018-19シーズンの収入:2330万ユーロ(約29億2000万円/19位)
2017-18シーズンの収入:2200万ユーロ(約27億6000万円/19位)
増減額:+130万ユーロ(約1億6000万円)

9位 ルイス・スアレス(バルセロナ)

ルイス・スアレス

2018-19シーズンの収入:2800万ユーロ(約35億1000万円/10位)
2017-18シーズンの収入:2600万ユーロ(約32億6000万円/10位)
増減額:+200万ユーロ(約2億5000万円)

8位 オスカル(上海上港)

オスカル

2018-19シーズンの収入:2430万ユーロ(約30億4000万円/15位)
2017-18シーズンの収入:2220万ユーロ(約27億8000万円/17位)
増減額:+210万ユーロ(約2億6000万円)

7位 エセキエル・ラベッシ(河北華夏)

エセキエル・ラベッシ

(写真は昨年4月のもの)

2018-19シーズンの収入:2830万ユーロ(約35億5000万円/9位)
2017-18シーズンの収入:2530万ユーロ(約31億7000万円/12位)
増減額:+300万ユーロ(約3億8000万円)

6位 リオネル・メッシ(バルセロナ)

リオネル・メッシ

2018-19シーズンの収入:1億3000万ユーロ(約163億円/1位)
2017-18シーズンの収入:1億2600万ユーロ(約158億円/1位)
増減額:+400万ユーロ(約5億円)

5位 アレクシス・サンチェス(マンチェスター・U)

アレクシス・サンチェス

2018-19シーズンの収入:3070万ユーロ(約38億5000万円/7位)
2017-18シーズンの収入:2355万ユーロ(約29億5000万円/13位)
増減額:+715万ユーロ(約9億円)

4位 アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)

アンドレス・イニエスタ

2018-19シーズンの収入:3300万ユーロ(約41億4000万円/6位)
2017-18シーズンの収入:2550万ユーロ(約32億円/11位) *2017-18シーズンはバルセロナに所属
増減額:+750万ユーロ(約9億4000万円)

3位 ネイマール(パリ・サンジェルマン)

ネイマール

2018-19シーズンの収入:9150万ユーロ(約115億円/3位)
2017-18シーズンの収入:8150万ユーロ(約102億円/3位)
増減額:+1000万ユーロ(約13億円)

2位 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)

アントワーヌ・グリーズマン

2018-19シーズンの収入:4400万ユーロ(約55億2000万円/9位)
2017-18シーズンの収入:2600万ユーロ(約32億6000万円/4位)
増減額:+1800万ユーロ(約22億6000万円)

1位 クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)

クリスティアーノ・ロナウド

2018-19シーズンの収入:1億1300万ユーロ(約142億円/2位)
2017-18シーズンの収入:9400万ユーロ(約118億円/2位) *2017-18シーズンはレアル・マドリードに所属
増減額:+1900万ユーロ(約24億円)

 今回の調査で年収の増加額が最も多かったのは、ユヴェントスに所属するクリスティアーノ・ロナウドだった。その額は1900万ユーロ、日本円にして約24億円になる。

 長者番付では2年連続でリオネル・メッシに続く2位に甘んじたが、増加額はライバルの4.75倍を記録。昨夏にレアル・マドリードからユヴェントスへ移籍して以降、イタリアに“クリロナ・ブーム”を巻き起こしているのは周知のとおりだが、ピッチ上での好成績も手伝って大幅な収入アップを実現したようだ。

 また、移籍によって年収アップを実現したと考えられるのが、アンドレス・イニエスタだろう。昨季限りでバルセロナを退団した同選手は、ヴィッセル神戸で推定2500万ユーロ(約31億円)の年棒を受け取っていると言われる。スペイン時代の3倍以上の昇給を達成し、昨季から10億円近くの増収を記録した。長者番付も11位から6位にジャンプアップ。特別なケースだとはいえ、Jリーグに行けば待遇アップも期待できることを欧州サッカー界にアピールできたのではないだろうか。

 一方、セルヒオ・ラモス、ギャレス・ベイル、トニ・クロースのレアル・マドリード組、そしてバルセロナに所属するジェラール・ピケの4名は年収ダウンという結果に。複数の要因が考えられるが、ロシア・ワールドカップ(スペイン代表とドイツ代表)やチャンピオンズリーグ(レアル・マドリード)で早期敗退を余儀なくされた影響は少なからずありそうだ。

 彼らワールドクラスの選手にとって、これらの増減額は微々たるものかもしれないが、やはり他人の年収は気になるもの。ピッチ上でのパフォーマンスと年棒の増減が直結しないケースもあり、来年の長者番付が発表された際に再び比較してみると、さらに興味深い発見があるかもしれない。

(記事/Footmedia

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By Footmedia

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