伊東の1プレーに悲劇が重なった [写真]=Getty Images
KRCヘンクに所属する日本代表FW伊東純也が、14日に行われた試合で左膝を負傷し、次戦は欠場する見込みとなっている。ベルギーメディア『HLN』が14日に報じている。
ジュピラー・プロ・リーグ第25節のロイヤル・アントワープ戦に先発出場した伊東だが、1-1で迎えた78分に決定機が訪れる。味方が頭でそらしたボールにいち早く反応すると、持ち前のスピードを生かして一気に抜け出す。独走状態でペナルティエリア内に侵入したが、追いついたDFとGKに挟まれる形で接触して転倒。PKをアピールしたが、ホイッスルは鳴らなかった。ベルギーメディア『nieuwsblad』によれば、伊東は「間違ったジャッジだった。純粋にPKだと思ったけど、がっかりだね」とコメントしたようだ。
PKを得られなかっただけでなく、このプレーにはもう一つの不運が重なってしまった。当該シーンの後もプレーを続けた伊東は、後半アディショナルタイム2分に途中交代でピッチを去った。試合後、ヘンクのハンネス・ヴォルフ監督は「残念ながら、あの場面はPKではなく伊東の負傷シーンだった」と報告した。その後に病院にて検査を受けた結果、左膝外側靭帯損傷と診断された。
16日にはスタンダール・リエージュとの試合を控えているが、「患部の痛みに苦しんでいるが、彼は熱心な選手だよ。現時点で出場するかは疑わしい」とヴォルフ監督は懐疑的な姿勢を見せた。
By サッカーキング編集部
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