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ヴィニシウスは19歳でクラシコ初得点…では、今季の欧州5大リーグ最年少得点者は誰?

2020.03.04

各国リーグの最年少得点者たち [写真]=Getty Images

 1日に行われた“エル・クラシコ”では、19歳のヴィニシウス・ジュニオールが主役の座を奪った。レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWは、バルセロナを相手に先制点をマーク。19歳233日での得点は、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2007年3月のクラシコで打ち立てた記録(19歳259日で得点)を塗り替えるもので、同選手は21世紀のクラシコ最年少得点者となった。

 では、今季の欧州5大リーグにおける最年少得点者は誰なのか。トップ10をランキング形式で紹介する。なお、複数得点を挙げている選手については、最初のゴールを決めた試合での年齢を採用している。

 ちなみに、マジョルカに所属するMF久保建英は11位にランクイン。昨年11月10日のリーガ・エスパニョーラ第13節ビジャレアル戦(3-1)で初ゴールを決めたとき、18歳159日だった。今回はトップ10入りを逃したが、マジョルカのクラブ史上2番目に若い得点記録となっている。

※以下、情報はすべて3月4日時点のもの
※カッコ内は(得点時の所属クラブ/国籍/ポジション)

10位 エル・ビラル・トゥーレ 18歳121日

[写真]=Getty Images


(スタッド・ランス/マリ/FW)

 今年1月に母国マリのクラブからスタッド・ランスに加入したU-23マリ代表のストライカー。2月1日のリーグ・アン第22節アンジェ戦で初出場を果たすと、PKで得点を奪った。1月11日に行われたBチームでのデビュー戦でもゴールを決めている。

9位 メイソン・グリーンウッド 18歳54日

[写真]=Getty Images


(マンチェスター・U/イングランド/FW)

 今季のプレミアリーグ最年少得点者がグリーンウッドだ。昨年11月に行われたシェフィールド・U戦で、プレミア初ゴールをマーク。18歳54日での得点は、フェデリコ・マケダ(17歳226日/現パナシナイコス)、ダニー・ウェルベック(17歳355日/現ワトフォード)に次いで、クラブ史上3番目に若い記録になる。

8位 ジャック・ラーネ 18歳37日

[写真]=Getty Images


(アミアン/スウェーデン/FW)

 ザンビア生まれ、スウェーデン育ちのアタッカーで、スウェーデンのブロマポイカルナで15歳にしてトップチームデビューを果たした神童だ。昨年7月にアミアンと契約を結ぶと、同11月のモンペリエ戦でリーグ戦初出場。その試合でゴールまで奪ってみせた。ただ出場は1試合にとどまり、今冬には母国のエーレブルーへのレンタル移籍が決まった。

7位 エディ・サルセド 18歳33日

[写真]=Getty Images


(ヴェローナ/イタリア/FW)

 コロンビア人の両親の下、イタリアで生まれたサルセド。昨年夏にインテルからヴェローナにレンタルで加入すると、昨年11月に行われたブレシア戦でセリエA初ゴールをマーク。18歳33日での得点は、リーグ戦の得点記録として、モイーズ・キーン(17歳215日/現エヴァートン)に次ぐクラブ史上2番目の若さだった。

6位 イケル・ロサダ 18歳16日

(セルタ/スペイン/FW)

 今季の開幕戦でレアル・マドリードを相手にゴールを決めたのがロサダだ。セルタ下部組織出身のアタッカーは、18歳の誕生日から16日後に記念すべき初ゴールを記録した。サッカーのデータ専門家として知られる「ミスター・チップ」ことアレクシス・マルティン・タマヨ氏によると、過去70年のリーガ・エスパニョーラで、ロサダよりも若くしてレアルからゴールを奪ったのは2人だけだという。アスレティック・ビルバオで活躍した元スペイン代表FWホセバ・エチェベリア氏(18歳4日)と、レアル・ソシエダに所属するFWアンデル・バレネチェア(17歳136日)だ。

5位 タンギ・クアッシ 17歳253日

(パリ・サンジェルマン/フランス/DF)

 クラッシは、昨年のU-17ワールドカップで3位フィニッシュに貢献したフランス人センターバック。昨年12月にトップチームデビューを果たすと、2月15日のアミアン戦でリーグ・アン初得点を含む2ゴールをマークした。

4位 セバスティアーノ・エスポージト 17歳172日

[写真]=Getty Images


(インテル/イタリア/FW)

 インテル生え抜きのストライカーは、昨年12月のジェノア戦でセリエA初ゴールをマーク。17歳172日での得点は、元イタリア代表MFマリオ・コルソ氏(17歳97日)に次いで、クラブ史上2番目に若い記録となった。2019年3月には、欧州大会におけるクラブ史上最年少出場記録を樹立している。

3位 アマド・トラオレ 17歳108日

[写真]=Getty Images


(アタランタ/コートジボワール/FW)

 今季のセリエA最年少スコアラーが、コートジボワール出身のトラオレだ。トップチームデビュー戦となった昨年10月のウディネーゼ戦で得点をマーク。当時17歳108日だった。20歳の兄ハメド・ジュニオール・トラオレはサッスオーロの主軸選手として活躍しており、兄弟の今後が楽しみだ。

2位 エドゥアルド・カマヴィンガ 17歳35日

[写真]=Getty Images


(レンヌ/フランス/MF)

 2018年12月にクラブ史上最年少でプロ契約を締結すると、昨年4月に、2002年以降に生まれた選手として初めて欧州5大リーグのピッチに立った。同12月のリヨン戦では、トップチームでの初ゴールをマーク。フランスの“新たな宝石”と称される同選手には、レアル・マドリードやドルトムントが関心を抱いているとされる。

1位 アンス・ファティ 16歳304日

[写真]=Getty Images


(バルセロナ/スペイン/FW)

 今季の欧州5大リーグ最年少得点者はファティだった。昨年8月のベティス戦で、バルセロナ史上2番目の若さとなる16歳298日でトップチームデビュー。翌節のオサスナ戦では、16歳304日というクラブ史上最年少得点記録を樹立した。さらにCLの最年少得点記録も更新し、昨年12月のインテル戦では、17歳40日でゴールを決めてみせた。

(記事/Footmedia

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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