理事会が開催された [写真]=Getty Images
ベルギーリーグ(ジュピラー・プロ・リーグ)は2日、理事会でリーグの続行を取りやめ、現在の順位を最終順位とする意見で全会一致の賛成となったと発表した。公式サイトが伝えている。
新型コロナウイルスの影響が世界中に広まり、現在ほとんどのサッカー活動が中止・延期となっている。1日には欧州サッカー連盟(UEFA)がチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)などを無期限開催延期とするなど、再開の目処が立っていない。
プロ・リーグは2日、公式サイトを更新し、理事会で新型コロナウイルスの影響を主題とした電話会議を行ったことを報告。次のように内容を発表した。
「スポーツがいかに楽しくリラックスしたものであっても、現在の不安定な状況下では、スポーツが第一の関心事ではない。この情勢において、公衆衛生、すべての利害関係者の利益、および大多数のクラブがリーグを再開しないことを希望することを考慮し、リーグの継続について総会に勧告することは、理事会の責任である」
「理事会は、専門家と当局の勧告に留意し、公式戦が6月30日までに開催される可能性は極めて低いと考えている。また、トレーニングが再開されるかどうか、再開される場合はいつになるか、現時点ではわからない。さらに、試合の再開は、プレーヤー、協力者、スタッフなど、すべての関係者の健康リスクを排除することはできない。さらに、プレーヤーの感染の可能性は、試合の残りの過程において許容できない形で影響を与える可能性がある」
「たとえカメラでの無観客試合が理論的に可能であったとしても、そのような試合を組織すること自体が保健サービスなどに追加的な圧力を与えてしまい、これは避けるべきである。また、各団体の決定によって、大会を同時に開催することができなくなっている」
さらにこれを踏まえ、理事会は総会に「現在の順位で確定する勧告を出さざるを得ない」とし、残りのリーグについて次のように声明を発表している。
「理事会は、いかなるシナリオにおいても、6月30日以降も競争を継続することは望ましくないと全会一致で決定した。以上を踏まえ、理事会は、総会に対し、2019-20シーズンのリーグ戦を再開せず、(委員会の決定に従うことを条件として)現在のジュピラー・プロ・リーグの順位を最終順位とすることについて、全会一致の意見を採択した」
「また、理事会は、ワーキンググループを設置した。スポーツ問題と今回の決定が財務面に与える影響について調査する。カップ戦決勝とプロキシムスリーグ決勝のリターンマッチに関する可能性についても、このワーキンググループで議論される。なお、総会は4月15日水曜日に招集される」
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Communicatie Raad van Bestuur Pro League
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Communication à la suite du Conseil d’Administration de la Pro League
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— Pro League ⚽️🇧🇪 (@ProLeagueBE) April 2, 2020
By サッカーキング編集部
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