現在の生活を語ったチチャリート [写真]=Getty Images
ロサンゼルス・ギャラクシーに所属しているメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスが、新型コロナウイルス影響下の生活について語った。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』が11日に同選手のコメントを伝えている。
現在新型コロナウイルスは全世界で猛威を振るっており、世界中のスポーツを含むイベントが中止を余儀なくされている。今年1月にセビージャからロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍し、メジャーリーグ・サッカーに活躍の舞台を移したチチャリート(J・エルナンデスの愛称)についても同様で、現在は自宅で過ごす生活が続いているという。
このような状況の中、チチャリートは新型コロナウイルスの治療や解決のために最前線で働く医療従事者が正当に評価されていない現状に疑問を持っているという。「僕はスポーツをするだけで多くのお金を貰えている。一方で、世界中の活動を停止させたウイルスの治療法や解決策を見つけ出すために奮闘している医者や科学者のような人々が経済面で厳しい立場に置かれている。これは信じられないことだ」とコメントしている。
また、自宅で過ごす時間のメリットについてもコメント。昨夏にウェストハムからセビージャへ移籍し、今年1月にはアメリカ行きを決めたため、チチャリートは慌ただしい時間が続いていた。そのため、久々に落ち着いた時間を確保できているという。
「僕にとっては家族の存在がとても大きい。移籍で多くの国を転々としてきたから、今は落ち着くための時間なんだ。僕らが持っておくべきものは、どのような状況であっても楽しむ気持ちだ。隔離生活は皆に協力するための活動なんだ。僕自身は世界中の人々の助けとなるための、世界がこの危機的状況から抜け出すための行動だと思っているよ」
最後に、チチャリートは「もちろん、サッカーの試合、トレーニングがないことは寂しく思っている。でも、今の状況を受け入れるようにしている」とコメント。世界中の人々の安全がサッカーよりも優先事項であると主張した。
By サッカーキング編集部
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