アメリカ女子代表 [写真]=Getty Images
アメリカ女子代表の選手たちが男子代表チームと比べて低賃金だとして是正を求めた裁判で、カリフォルニア中央地区連邦地方裁判所はアメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)の主張を受け入れ、選手側の主張を退けた。アメリカ紙『ニューヨーク・タイムズ』などが報じた。
アメリカ女子代表の選手28人は昨年、男子代表選手と比べて扱いが不当だとして、同一賃金法に基づき6600万ドル(約70億円)の損害賠償を求めて訴訟を起こしていた。しかし、判決では「累計でも1試合平均でも年間で男子チームより稼いでいる」として訴えを棄却された。
選手側は控訴する構えを示しており、担当者は「判決にショックを受けて失望している。しかし、私たちは平等な支払いに対する努力を諦めるつもりはない」とコメントしている。
「私たちの事例には自信を持っているし、このスポーツをする女性や少女たちが、性別のためだけに過小評価されないようにするための約束を固く守っている」
また、アメリカ女子代表MFミーガン・ラピノーは自身のツイッターを更新し、「平等のために決して戦うことを諦めない」と述べている。
We will never stop fighting for EQUALITY.
— Megan Rapinoe (@mPinoe) May 2, 2020
一方で、選手たちが給与面以外で求めていた、遠征先への移動方法や医療などサポート面でも不公平であるという訴えに関しては審議が継続となっている。
By サッカーキング編集部
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