浅野拓磨が所属するパルチザン [写真]=Anadolu Agency via Getty Images
FW浅野拓磨が所属するパルチザンは、全選手にセルビア国外への移動を禁止した。セルビアメディア『テレグラフ』が26日に報じた。
パルチザンは、新型コロナウイルス感染リスクや、各国政府によって取られている14日間の隔離措置を避けるために、浅野などの外国籍選手を含む全選手にこの夏の国外への移動を禁止したという。『テレグラフ』は一部選手のバカンスが中止になったことと同時に「アサノは(6月24日の)カップ戦決勝前に予約した日本行きのチケットを失った」と伝えている。
サボ・ミロシェビッチ監督は26日にシーズン終了時の記者会見を行い、「どんな場合でも選手たちはセルビアにとどまる」とコメントしたという。「選手たちは休暇だったため、個別に話をしていない。だが、(セルビア人以外の)外国人選手には移動について話をした。彼らは航空券を予約するはずだったが、この状況では危険だ。誰でも隔離を強いられる可能性があり、準備期間が台無しになる可能性がある。そんなリスクは冒せない」
浅野は28日に自身のインスタグラムで「シーズンオフやけどセルビアから出られないので日本に帰れやんくて残念。ただでさえ寂しがり屋やのに」と報告しつつ、「その中でもやれることはやっておこう」とつづり、自宅でトレーニングを行っている動画を投稿した。
https://www.instagram.com/p/CB_UvnUncka/
リーグ戦2位で終えたパルチザンは、6月24日に行われたカップ戦決勝をもって今シーズン終了。同試合ではボイボディナにPK戦の末に敗れたため、9月17日に行われる予選2回戦からのヨーロッパリーグ(EL)出場権を逃し、8月27日に行われる予選1回戦からの出場が決まった。
また、クラブ公式サイトによると、正式に発表されていないものの、7月31日から新シーズン開幕の可能性があるようだ。そのため、チームは9日間の休暇のみで、7月4日から早くもプレシーズンをスタート。同日〜7月11日まで1次キャンプを行い、3日間のオフを経て、同15日〜26日かけて2次キャンプを行う予定だという。
By サッカーキング編集部
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