今注目のヤングタレントたち [写真]=Getty Images
次々と台頭するヤングタレントのうち、市場価値が高い選手たちでベストイレブンを組むとどうなるのか。
イギリス紙『ザ・サン』が今回注目したのは、2020年の「ゴールデンボーイ賞」候補選手たち。イタリア紙『Tuttosport』が主催する同賞は、ヨーロッパでプレーする最も活躍した21歳以下の選手に贈られ、6月15日に発表された候補100名の中には、マジョルカに所属するMF久保建英やAZのDF菅原由勢など、日本人選手も名を連ねている。
そんな将来のスター候補生たちの中から、『ザ・サン』は最も市場価値の高いベストイレブンを発表。中盤をフラットに並べた4-4-2の布陣を採用し、サッカー界で今もっとも評価の高い11人を選出している。
※()内は右から国籍/所属クラブ/年齢
※市場価値は移籍情報サイト『transfermarkt』を参照
※日本円は6月30日のレートで換算
◆GKヨヌツ・カシアン・ルス(ルーマニア/クルージュ/20歳)
市場価値:17万5000ユーロ(約2100万円)
2016年から2019年までラツィオのユースチームに所属し、「ルーマニアのドンナルンマ」と呼ばれた有望株。現在は母国に戻って経験を積んでいる。今回、GKとして唯一、ゴールデンボーイのノミネート入りを果たした。
◆DFマックス・アーロンズ(イングランド/ノリッジ/20歳)
市場価値:2000万ユーロ(約24億円)
昨季、イングランド2部で最優秀若手選手賞を受賞した右サイドバック。同僚のMFトッド・キャントウェルと並んで、ノリッジで最も価値のある選手となっている。アーセナルやトッテナムが獲得を狙っていると報じられている。
◆DFウィリアム・サリバ(フランス/サンテティエンヌ/19歳)
市場価値:2250万ユーロ(約27億円)
昨年夏、アーセナルが18歳で獲得を発表したセンターバック。今季は移籍元のサンテティエンヌに残ってプレーした。市場価値は2001年生まれのDFとして最高額の2250万ユーロをたたき出している。
◆DFオザン・カバク(トルコ/シャルケ/20歳)
市場価値:2900万ユーロ(約35億円)
昨年11月にトルコ代表デビューを飾った新鋭センターバック。ガラタサライのユースで育ち、シュトゥットガルトを経て、今季からシャルケの一員となった。市場価値はレスターのDFチャグラル・ソユンク(3200万ユーロ)に次いで、トルコ人選手として2番目に高い。
◆DFアルフォンソ・デイヴィス(カナダ/バイエルン/19歳)
市場価値:4500万ユーロ(約54億円)
今季、ブンデスリーガで最もブレイクした選手の一人だろう。第32節ブレーメン戦では、リーグ最速の「36.51キロメートル」を記録。圧倒的なスピードと走力を武器に左サイドを制圧した。市場価値はこの1年で4倍以上も上昇している。
◆MFジェイドン・サンチョ(イングランド/ドルトムント/20歳)
市場価値:1億1700万ユーロ(約142億円)
市場価値が1億ユーロを上回るのは、現在のサッカー界で8人だけ。そのうち最も若いのがサンチョだ。今季はブンデスリーガで17ゴール16アシストをたたき出し、ゴールデンボーイの有力候補の一人に挙げられている。
◆MFエドゥアルド・カマヴィンガ(フランス/レンヌ/17歳)
市場価値:3750万ユーロ(約45億円)
フランス誌『レキップ』が行ったアンケートで、リーグ・アンの今季ベストイレブンに選出。レアル・マドリード入りも噂される逸材は、17歳にして約45億円の市場価値があるとされる。
◆MFサンドロ・トナーリ(イタリア/ブレシア/20歳)
市場価値:3150万ユーロ(約38億円)
今回の企画で、カマヴィンガとダブルボランチを組んだのがトナーリ。“ネクスト・ピルロ”と称されるレジスタは、降格圏に沈むチームで孤軍奮闘。今夏の移籍が確実視されるなか、どのユニフォームに袖を通すのか注目される。
◆MFロドリゴ(ブラジル/レアル・マドリード/19歳)
市場価値:4500万ユーロ(約54億円)
初出場から1分でのデビュー弾やチャンピンズリーグでのハットトリックなど、欧州初挑戦にして強烈なインパクトを放つロドリゴ。最近は調子が下降気味だが、「神童」と呼ばれるだけのポテンシャルの高さは証明している。
◆FWアーリング・ハーランド(ノルウェー/ドルトムント/19歳)
市場価値:7200万ユーロ(約87億円)
今季もっとも名声を高めた選手であることは、市場価値の半端ない伸び方からもよく分かる。わずか1年前、評価額は500万ユーロだったが、今では14倍以上となる7200万ユーロの値をつけている。
◆FWメイソン・グリーンウッド(イングランド/マンチェスター・U/18歳)
市場価値:2900万ユーロ(約35億円)
市場価値2900万ユーロは、2001年生まれの選手としてロドリゴに次ぐ第2位。昨年8月に初めて値をつけてから、1年足らずで3000万ユーロ近くまで上昇した。マンチェスター・Uでも8番目の高額選手である。
(記事/Footmedia)
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