アヤックス戦にフル出場したGK小久保玲央ブライアン(前から2人目) [写真]=UEFA via Getty Images
欧州のクラブのU-19チームによって競われるUEFAユースリーグの準決勝が22日に行われ、GK小久保玲央ブライアンが所属するベンフィカはアヤックスと対戦した。小久保はフル出場を果たした。
2019-20シーズンのUEFAユースリーグは3月に新型コロナウイルスの影響で中断していたが、8月にUEFA(欧州サッカー連盟)の本部があるスイス・ニヨンでの集中開催で決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)の途中から再開。ベンフィカは18日の準々決勝でディナモ・ザグレブ(クロアチア)に3-1で勝利してベスト4に進出した。
試合は42分、ベンフィカが高い位置で相手のパスをカットすると、ペナルティエリア前左でパスを受けたFWティアゴ・アラウージョが前を向いて左足一閃。強烈なシュートをゴール左上隅に突き刺して先制点を決めた。ベンフィカは直後の前半アディショナルタイム2分に相手のFKでピンチを迎えたが、小久保が決定的なヘディングシュートをセーブして難を逃れた。
1点リードで折り返したベンフィカは75分、CKの流れでFWウマロ・エンバロが相手のクリアボールをエリア前中央から左足ボレーで叩き込んで追加点。さらに79分には相手のファールで得たPKをキャプテンのティアゴ・ダンタスがゴール右隅に沈めて、大きな3点目を奪った。
3点リードのベンフィカは86分、エリア前で再びアヤックスにFKのチャンスを与えたが、マックス・デ・ヴァールのシュートは小久保が難なくキャッチした。試合はこのままタイムアップを迎え、ベンフィカが快勝で3シーズンぶり3度目の決勝進出を果たし、初優勝に王手をかけた。25日に行われる決勝では、ザルツブルク対レアル・マドリードの勝者と対戦する。
【得点者】
1-0 42分 ティアゴ・アラウージョ(ベンフィカ)
2-0 75分 ウマロ・エンバロ(ベンフィカ)
3-0 79分 ティアゴ・ダンタス(PK/ベンフィカ)
By サッカーキング編集部
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