MLSで20年ぶりに女性審判が笛を吹いた [写真]=Getty Images
23日に行われたメジャーリーグ・サッカー(MLS)東地区のナッシュビルSC対DCユナイテッド戦のジャッジを、同リーグで20年ぶりとなる女性の主審が担当した。
ホームのナッシュビルが1-0で勝利した同試合で、トリー・ペンソ主審は、MLS史上4人目となる女性主審となった。MLSで初めて女性主審が試合を裁いたのは、1998年8月29日のこと。NY/NJメトロスターズ(現ニューヨーク・レッドブルズ)対ダラス・バーン(現FCダラス)を担当したナンシー・レイさんと、カンザスシティ・ウィザーズ(現スポルティング・カンザスシティ)対シカゴ・ファイアを担当したサンドラ・ハントさんが、同時に快挙を成し遂げていた。1999年にはカリ・サイツさんもMLSで主審を担当したが、ハントさんが2000年5月13日に行われたカンザスシティ対メトロスターズの主審を担当したのを最後に、MLSで笛を吹く女性審判は現れてこなかった。
ペンソ審判員はこれまで、NWSL(アメリカ女子サッカーリーグ)や男子2部相当のUSLチャンピオンシップで主審を担当してきた。今季は2部の3試合で笛を吹き、MLSでも3試合で第4審を務めていた。また、夫のクリス・ペンソ氏も長くMLSの試合を担当してきた審判員だ。
試合後、ペンソ審判員の元には各地から祝福のメッセージが届いた。ナッシュビルは「DCユナイテッドともに歴史の一部になれたことを誇りに思います」とツイート。4部相当のノースカロライナ・フュージョンも、「おめでとうございます。次世代の女性審判に刺激を与えてくれてありがとう」と、同審判員を称賛。国際サッカー連盟(FIFA)も「トリー、おめでとう」と賛辞を送っている。
By サッカーキング編集部
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