第5試合を終えて、勝ち点11で首位に立っていたアルビレックス新潟シンガポールは、今節で1試合未消化ながら勝ち点9で3位につけるタンピネスと対戦。ブルネイDPMMの参加辞退により全14節となったシンガポール・プレミアリーグ2020シーズンにおいて、この試合が前半戦の山場と見られていた。なお、雷警報が発令された影響でウォーミングアップが中断されたため、当初の予定から1時間20分遅れでキックオフを迎えた。
アルビSは激戦を制した前節からスタメンの変更はなく試合に臨む。立ち上がりからボールを長く保持するタンピネス相手に、アルビSは守備に回る時間が増える。我慢して試合を進めたいアルビSだったが、19分に右サイドを崩され先制点を許してしまう。さらに勢いを増すタンピネスの攻撃は続き、23分には左サイドを突破されてジョーダンにシュートを放たれるも、大川圭為のセーブで追加点は許さない。
反撃に出たいアルビSだったが、31分に開幕から5試合連続ゴール中の西口黎央が接触プレーで左足を負傷。谷口遼弥との交代を余儀なくされてしまう。その後は、橋岡和樹や鎌田啓義を起点にゴールを目指すが、今ひとつパスのタイミングが合わず、得点を決めることができないまま前半を折り返す。
後半に入りファイロス・ハサン、ギャレフ・ローを下げ、花田康弘と三塚龍哉を投入。攻勢に出たいアルビSだったが、52分、相手選手のクロスがペナルティエリア内で橋岡の手に当たってしまいPKを献上すると、これを決められリードを2点に広げられてしまう。しかし、ここからアルビS は猛攻を開始。永澤竜亮やフレッシュな三塚のドリブル突破、花田のフリーキックからゴールを狙い、カウンターのピンチでも大川が再三のビッグセーブでゴールを死守。中でも気迫を見せたのはセンターバックの佐久間理央。ボールを奪いスペースがあると見るや自らドリブルで持ち上がりロングシュートを放つなど、積極的なプレーでチームを引っ張る。
アルビSはチーム全体で前がかりにプレーを進めるも、守備に人数をかけるタンピネスにゴールをこじ開けることができず。最後まであきらめない姿勢を見せたものの無得点のまま0-2で試合は終了し、今季初黒星を喫した。次節11月8日にホーガンと対戦する。ここからリーグ最終節まで4週間で8試合と過密な日程となるが、今節見せた気迫でリーグ優勝まで走り抜けたい。
2020 SPL第6節(アウェー)
【日時】
2020年10月31日(土) 18:50キックオフ (変更前 17:30)
【対戦相手】
タンピネス ローバーズFC
【会場】
アワ タンピネス ハブ
【スコア】
タンピネス ローバーズFC:2
アルビレックス新潟シンガポール:0
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
なし
■次節の予定
2020 SPL第7節(ホーム)
2020年11月8日(日) 17:30キックオフ
vs ホーガン ユナイテッドFC
@ジュロンイーストスタジアム