捜査を受けているルケ氏 [写真]=Getty Images
ディエゴ・マラドーナ氏の死を巡って主治医のレオポルド・ルケ氏が過失致死の疑いにより捜査対象になったようだ。スペイン紙『マルカ』が伝えている。
10月30日に60歳となったマラドーナ氏は、今月2日、体調不良によりブエノスアイレス近郊の病院に入院。検査の結果、脳に慢性の硬膜下血腫が見つかり、ブエノスアイレス市内の総合病院にて血腫の摘出手術を受け、11日に退院していた。
数々の伝説を打ち立てたマラドーナ氏の死にはサッカー界が悲しみに暮れているなか、同紙によると治療を担当していたルケ氏に過失致死の疑いが上がっているようだ。
マラドーナ氏の最期を巡っては、彼が家での滞在許可を得ていたかどうか、なぜ専門の医師がついていなかったのか、正しい薬が用意されていたのか、一般的な医療プロトコルが守られていたのか、除細動器や救急車の用意がなかったのかなど十分な医療的ケアが行われていなかったのではないかとの疑いがもたれている。
ルケ氏は、ブエノスアイレスのサン・イシドロで捜査を受けており、警察は裁判所の許可の下、家と診療所を捜索。各現場には30人以上の警察官が配置されたという。この調査は検察官がマラドーナの人生の最後に何が起こったのかを正確に把握するため行われ、今後しばらく続く可能性があるようだ。また、場合によっては殺人罪が適用される可能性もあると同紙は指摘している。
By サッカーキング編集部
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