新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、活動規制を強化したシンガポールですが、シンガポールプレミアリーグはリーグ中断までの2試合を開催することが決定。アルビレックス新潟シンガポールは約1カ月ぶりとなるホームゲームでヤング・ライオンズと対戦した。
今節は谷口遼弥を出場停止で欠くが、前節に開幕戦ぶりの試合出場を果たした永澤竜亮がスタメン11人の中に名を連ねた。
ラマダン期間が終わり通常どおり17時30分にキックオフを迎えたこの試合は、いきなりスコアが動く。前半3分、オン・ユエンのプレスバックから右サイドでボールを奪うと、このボールを手塚貴大、ユエンとつなぎ、橋岡和樹がダイレクトでクロス。これに飛び込んだニッキー・メルヴィン・シンが2021年シンガポール人第一号を頭で豪快にたたき込み、アルビSが4試合連続の先制に成功する。
しかし20分、ここまでアルビSの攻撃を引っ張ってきた坪井清志郎にアクシデント。サイドでボールを奪いにいこうとしたところ、相手選手と交錯して足を痛めます。一度は立ち上がろうとするが、プレー続行することができずピッチを後にした。
すると直後のフリーキック。ヤング・ライオンズがペナルティエリア内に放り込んできたボールを一度は跳ね返したものの、それを拾ったジェイコブ・マーラーがミドルシュートを放つ。これを古賀貴大がセーブするが、詰めていたジョエル・チューに押し込まれ、同点に追いつかれてしまう。
その後は一気に逆転を狙うヤング・ライオンズに何度もペナルティエリア内へ侵入を許すが、守備陣が踏ん張りゴールを許さない。やられてばかりではいないアルビSは続けて右サイドを中心に攻撃を展開。橋岡のクロスにニッキー、坪井に代わって入った鈴木郁也が合わせるなど、チャンスを作るが、ゴールには結びつかず前半が終了する。
今季初めてハーフタイム後の交代なしで後半に入ったアルビSは、またしても開始早々に試合を動かす。48分、右サイドから橋岡、手塚とつないで、ユエンがダイレクトでクロスを上げると、中央で鈴木がうまく頭で合わせる。このボールがゴール左へと決まり、アルビSが再びのリードを手にした。
その後も橋岡、ユエンと抜群のコンビネーションを見せる右サイド中心に攻撃を試みるものの、ヤング・ライオンズの激しい守備を前にリズムをつかみ切ることができない。
それでも、ピッチの中では3点目を取りに行こうと声が飛び、70分、72分にユエン、鈴木が連続してシュートを放つほか、試合終了間際にも国本玲央、山下柊哉がゴール前まで上がって、ゴールを狙うが、決め切ることができない。結局試合はこのまま終了し、アルビSが2ー1で2試合ぶりの勝利を手にした。
次節が中断前最後の試合となる。ニッキーと鈴木に今シーズン初ゴールが生まれた良い流れを生かし、勝利で中断に入れるようトレーニングに取り組む。
2021 SPL第10節(ホーム)
【日時】
2021年5月15日(土) 17:30キックオフ
【対戦相手】
ヤングライオンズ
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:2
ヤングライオンズ:1
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
3′ ニッキー メルヴィン シン
48′ 鈴木郁也
■次節の予定
2021 SPL第11節(アウェイ)
2021年5月23日(日) 17:30キックオフ
Vs ゲイラン インターナショナルFC
@アワ タンピネス ハブ
By サッカーキング編集部
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