先週アウェーで辛くも逆転勝利を飾ったアルビレックス新潟シンガポール。今節は、アルビSと同じくジュロンイーストスタジアムをホームとするタンジョンパガー・ユナイテッドFCとの対戦となった。タンジョンパガーには前回対戦時に6ー0で勝利したものの、リーグ再開後には一体感を持ったサッカーで勝点を重ねており、一切の油断は許されない。
スタメンには手塚が復帰したほか、ジュンキがUー17との二種登録選手として初のリーグ戦ベンチ入りを果たした。スタジアム内外からアルビSサポーターの力強い声援が飛び交う中、キックオフを迎えた。
前半立ち上がりから堅く組織的に守るタンジョンパガーに苦戦するアルビS。左右にボールを大きく振りながら攻めていこうとするが、要所で人数をかけられ、一対一でも強さを見せるタンジョンパガーに主導権を握らせてもらえない。
逆に両サイドバック裏のスペースを狙われると33分、そのスペースからクロスを上げられ、中央でボールを受けた西口にゴールを決められてしまう。アルビSは橋岡や常盤が高いポジションを取り、攻撃への厚みをもたらそうとするが、決定機を作ることができず前半が終了する。
後半に入り高橋、前節ゴールを決めた近藤を同時投入するものの、隙を見せないタンジョンパガー陣内深くまで侵入することができない。
それでもボールを前に運ぶしかないアルビSにようやくチャンスが訪れたのは後半35分だった。右サイドを橋岡が突破し、ペナルティエリア内までボールを運ぶと、近藤へラストパスを送る。ダイレクトシュートでゴールを狙うが、シャキルが体を投げ出してディフェンス。これにボールがあたり枠を外れてしまう。
しかし、このプレーで得たコーナーキックから山下が打点の高いヘディングで起死回生の同点ゴール。苦しい展開の中で決めたゴールに、スタンドのボルテージも上がるが、その3分後だった。ロングボールの処理に手間取ると、それを狙っていたルイスにボールを奪われる。サポートに入ろうとしていた古賀が前進しているのをみたルイスはおよそ35メートルほどの距離からループシュート。これがゴールへと決まってしまい勝ち越しゴールを許す。
諦めず同点ゴールを狙うが、最後まで集中を切らさないタンジョンパガーを前に攻めあぐねるアルビS。このまま1ー2で試合が終了し、今季14試合目にして初黒星を喫した。
悔しい敗戦となったが、次節からはいよいよ第3クールに突入する。見えた課題に向き合い、13日(金)ホーガンユナイテッド戦(ホーム)への準備を進める。
2021 SPL第14節(ホーム)
【日時】
2021年8月6日(金) 19:45キックオフ
【対戦相手】
タンジョンパガー ユナイテッドFC
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:1
タンジョンパガー ユナイテッドFC:2
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
81′ 山下 柊哉
■次節の予定
2021 SPL第15節(ホーム)
2021年8月13日(金) 19:45キックオフ
Vsホーガン ユナイテッドFC
@ジュロンイーストスタジアム
By サッカーキング編集部
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