三笘薫がブライトンに完全移籍 [写真]=Getty Images
プレミアリーグ(イングランド1部)のブライトンは10日、川崎フロンターレからU-24日本代表MF三笘薫を完全移籍で獲得したと発表した。
契約期間は2025年6月30日までの4年間。なお、三笘は2021-22シーズン、ブライトンのオーナーが所有するベルギー1部のユニオン・サン・ジロワーズに期限付き移籍することが決定している。
現在24歳の三笘は、筑波大学から育成組織を過ごした川崎Fに復帰し、2020年にプロデビュー。プロ1年目は明治安田生命J1リーグでルーキー最多タイとなる13得点を挙げるなど大ブレイクを果たし、川崎Fの2年ぶり3度目となる優勝に貢献。また、Jリーグの年間ベストイレブンにも選出された。
今季はここまでJ1リーグ20試合の出場で8ゴールを記録。また、AFCチャンピオンズリーグでは3試合の出場で2得点を挙げた。今夏にはU-24日本代表の一員として東京オリンピックに参戦し、3位決定戦のメキシコ戦では一矢報いる1点を記録した。
三笘は発表に際し、川崎Fの公式サイトを通じて次のようにコメントしている。
「僕はU-10からフロンターレアカデミーで育ちました。フロンターレはサッカーだけではなく人として成長させてくれたクラブであり、さまざまな思いがありますが、プロサッカー選手として常に向上心とチャレンジの想いを持っているために今回の決断となりました」
「大学を経由してプロの世界に入ることができましたが、僕のサッカーに関するほとんどがフロンターレで学んだことです。このクラブには感謝の思いしかありません。アカデミー時代、先輩たちの背中をずっと追いかけていました。Jリーグで活躍するだけでなく、海外のクラブで活躍する方たちもいます。僕も先輩たちに続いて世界の舞台で結果を出すことが、川崎フロンターレというクラブを世界に知ってもらえる、そしてクラブの発展につながると思います。またアカデミーの代表としてそういう姿を見せることが、アカデミーの後輩たちやこれからフロンターレに入りたいと思っている子どもたちに希望を与えられると思っています」
「プロになって等々力でプレーして、スタジアムの熱気を肌で感じてすごく高ぶるものがありました。これがプロの世界なんだと実感した記憶があります。トップチームでの約1年半。コロナ禍の影響で、子どものころから見てきた満員の等々力の中で、サポーターの皆さんの大きな声援の中で一緒にプレーすることはできませんでしたが、皆さんにはいつも温かい雰囲気と大きな拍手で後押ししてもらいました。ありがとうございました」
「チームメイト、スタッフ、そしてたくさんのサポーターの皆さん、たくさんの方々に支えられてここまで来ることができました。フロンターレで学んだことを生かし、これからサッカー選手としてもっともっと成長していきたいと思います」
「最後に。去年僕の応援歌を作っていただいたのですが、その歌をスタジアムで聞けなかったのが心残りではあります。いつかまた等々力に帰ってきたときに、その応援歌を聞けたら嬉しいです。今まで応援ありがとうございました」
By サッカーキング編集部
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