ロシア代表の、実質的なW杯本大会不出場が決定 [写真]=Getty Images
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は18日、国際サッカー連盟(FIFA)主催大会において、ロシアのクラブと代表チームを出場停止処分にするというFIFAの措置を一時凍結するよう求めていたロシアサッカー連合(RFS)の訴えを退けた。18日に、CASの公式サイトが発表している。
ウクライナへの侵攻を受けて、2月28日にFIFAおよび欧州サッカー連盟(UEFA)は共同声明を発表。主催する全大会において、ロシアのクラブと代表チームを出場停止処分にする措置を講じた。RFSはこれを不服としてCASに措置の一時凍結を求めていたが、CASは15日にUEFAの措置を支持。ロシアのクラブと代表チームがUEFA主催大会から除外されることが決定した。
15日時点で、CASはFIFAの措置に対する裁定について触れていなかったものの、今回UEFAと同様にFIFAの措置も支持することを発表した。CASによる発表は以下のとおり。
「CASは、ロシアのクラブと代表チームを主催大会から除外するというFIFA評議会の決定について、異議を申し立てたRFSの要求を拒否した」
「この決定は調停中に効力を維持し、すべてのロシアのクラブと代表チームは引き続きFIFA主催大会への参戦を停止される。CASの調停手続きは継続中で、詳しいヒアリングの日時はまだ決まっていない」
これにより、FIFAワールドカップカタール2022欧州予選プレーオフを戦うことが困難となったロシア代表は、実質的に本大会不出場が決定した。
By サッカーキング編集部
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