スコティッシュ・プレミアシップの第31節が19日に行われ、日本人4選手が所属するセルティックはホームでロス・カウンティと対戦し、4−0で快勝した。
セルティックはFW前田大然とMF旗手怜央が先発出場し、前田はフル出場、旗手は74分までプレーした。ベンチスタートとなったMF井手口陽介に出番はなく、FW古橋亨梧はケガの影響でメンバーから外れている。
セルティックは11分、左サイドでボールを持ったジョタが右足でクロスを上げると、これをファーサイドに走り込んだギアクマキスがヘッドで決めて先制に成功。直後の18分にも再びジョタを起点に右サイドを駆け上がったヨシプ・ユラノヴィッチがクロスを上げ、ファーサイドの前田がヘッドで折り返したボールにギアクマキスが頭で合わせたが、ゴールライン上でDFにクリアされてしまう。しかし、クリアボールに頭で反応したギアクマキスが押し込んでリードを広げた。
その後も猛攻を続けたセルティックは26分、右サイドで得たCKをジョタが蹴ると、ペナルティエリア中央のギアクマキスがヘディングシュート。これは枠を外れたが、ゴール前にいた前田が左足で反応してゴールネットを揺らした。前田はこれでリーグ戦2戦連発となり、途中加入ながら今季6得点目。アジア最終予選に臨む日本代表にも旗手と共に選出されており、大一番に向けて弾みをつける得点にもなった。
さらに28分には、ロス・カウンティのラムゼイが危険なタックルにより一発レッドで退場。数的にも優位な状況となったセルティックは、左サイドで前田と旗手の連携から決定機を演出したが、これはゴールとはならなかった。それでも後半に相手のハンドにより得たPKをギアクマキスが冷静に決めてハットトリックを達成し、試合はそのまま終了。チームは3連勝を飾り、暫定ながら2位・レンジャーズとの勝ち点差を「6」に広げている。
【得点者】
1－0 11分 ギオルゴス・ギアクマキス（セルティック）
2－0 18分 ギオルゴス・ギアクマキス（セルティック）
3－0 26分 前田大然（セルティック）
4－0 61分 ギオルゴス・ギアクマキス（セルティック）／PK
By サッカーキング編集部
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