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セルティックが“オールドファーム・ダービー”で逆転勝ち!前田と旗手が先発出場

2022.04.03

ロギッチ(中央)のゴールを喜ぶ旗手とギアクマキス

 スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)のファーストステージ第32節が3日に行われ、首位セルティックと2位レンジャーズが対戦した“オールドファーム”は、アウェイのセルティックが2-1で勝利した。

 勝ち点3差で首位に立つセルティックは、日本代表から戻ってきたMF旗手怜央と、コンディション不良により日本代表を辞退していたFW前田大然が先発出場。この一戦での復帰も期待されていたFW古橋亨梧は欠場となり、MF井手口陽介はベンチスタートとなった

 試合は開始早々の3分、左サイドで裏に抜け出したライアン・ケントのセンタリングにアーロン・ラムジーが合わせて、ホームのレンジャーズが先手を奪った。しかし、セルティックも7分、ゴール正面の位置でセカンドボールを拾った旗手がボックス手前からミドルシュートを放つと、GKが弾いたボールをゴール前のロギッチが押し込んで試合を振り出しに戻した。

 その後は、互いに球際で激しさをみせ、一進一退の攻防が続いていく。ハードワークを続ける前田は36分、最終ラインの裏をうかがうと、ゴール正面の位置で右サイドからの対角線のパスを受けることに成功。DFを一人かわわし、GKマグレガーもかわしにかかるが、ボールに触れられ、そのこぼれに反応したロギッチのシュートはDFにブロックされた。

 前田は40分にもDFの間を割ってボックス中央に侵入し、飛び出してきたGKの鼻先でダブルタッチによるシュートを試みたが、フィニッシュまでは持ち込めない。それでも43分、左サイド得たFKの流れからボックス中央にこぼれたボールをキャメロン・カーター・ヴィッカーズが蹴り込んでゴールネットを揺らした。

 セルティックが1点をリードして迎えた後半も激しい攻防は続き、疲れも見え始めた旗手は62分に交代。終盤にかけてはレンジャーズが猛攻を仕掛けるもGKジョー・ハートの好守や粘り強い守備で応戦し、時折見せるカウンターでゴールを脅かした。81分には、前田のボール奪取からチャンスを作ったが、こちらもレンジャーズのGKマクレガーの好守にゴールを阻まれた。

 結局、試合はセルティックがリードを保ったまま2-1で終了。勝ち点差を「6」に広げ、リーグ優勝に向けて一歩前進した。前田は攻守に渡ってピッチ内を駆け回りフル出場。井手口に出場機会は与えられなかった。

【スコア】
レンジャーズ 1-2 セルティック

【得点者】
1-0 3分 アーロン・ラムジー(レンジャーズ
1-1 7分 トム・ロギッチ(セルティック
1-2 43分 キャメロン・カーター・ヴィッカーズ(セルティック

By サッカーキング編集部

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