ラマダンに入り、キックオフが20時30分と日本人選手にとっては慣れないタイムスケジュールとなった今節。アルビレックス新潟シンガポールはアワ・タンピネス・ハブへ乗り込み、3試合ぶりの勝利を狙う。
対するゲイランについて、吉永監督はシンガポールプレミアリーグのクラブの中でも特に『90分間頑張り続ける素晴らしいチーム』と形容する。その一方で強調されたのは『怖がらずにチャレンジすること』。選手それぞれが自分自身にチャレンジすることとチームとして勝利を追求することを選手に求めた。
メンバーは前節から1人変更。松浦に代わって、三本木がヤングライオンズ戦以来のスタメン復帰を果たした。
試合開始から相手ディフェンスラインにプレスをかけてミスを誘うアルビS。7分、相手のパスをカットした李忠成が、プレスの流れから上がってきた三本木へスルーパス。このボールに三本木が足を伸ばすと、アブディルのクリアがゴールに入り、アルビSが先制に成功。三本木はガッツポーズで喜びを表現した。
一方のゲイランは、抜群のフィジカルとスピードを誇るFWズズをターゲットにボールを回す。そこに対して、針谷が予測からうまくポジションを取って仕事をさせない時間が続くが、31分だった。アルビS陣内中央付近でズズがボールを受けると、小林幹、角田を振り切り、さらにチェックに来た針谷をかわして、そのままミドルシュート。これがゴール右に決まり、同点に追いつかれる。
しかしその3分後に、ショートコーナーの流れから杉田がミドルシュートを放つと、これがアブディルの頭にあたってゴールへと吸い込まれる。杉田の2試合連続ゴールでアルビSが再びのリードを手にする。
このままリスク管理をしながら押し込んで追加点を狙っていきたいアルビSだったが、前半終了間際の43分、ゲイラン佐久間のロングフィードをファドゥリに折り返されると、最後はハズワンに押し込まれ、またしても追いつかれてしまう。
迎えた後半、ゲイランが退場者を出したことを皮切りに攻勢をかけるもののゴールに結びつけることができないアルビSは、ニッキーに代えて国本を投入。国本は今季初出場となったほか、針谷をアンカー、そして右サイドに李、2列目に小林幹と角田を配置する新しい並びで残りの時間を戦うこととなった。
数的不利となって、よりズズへの依存度が増したゲイランに対しては、針谷や角田が中盤で起点を潰しにかかるほか、最後尾でも小林洵が睨みを効かせ、ズズを自由にさせない。ボールを回収してからは国本のロングフィードで空いたスペースを狙うほか、杉田、大森のドリブル突破や小林幹のパスからペナルティエリア内へと攻め入っていく。
アディショナルタイムにかけて攻勢を続けたものの、最後まで1点が遠かったアルビS。試合は2ー2で終了し、3戦連続のドロー。1試合消化の少ない首位タンジョンパガーとの勝ち点差は暫定で2となった。
次節は4月9日(土)、中3日でタンピネス ローバーズと対戦する。
2022 SPL第6節(アウェイ)
【日時】
2022年4月5日(火) 20:30キックオフ
【対戦相手】
ゲイラン インターナショナルFC
【会場】
アワタンピネスハブ
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:2
ゲイラン インターナショナルFC :2
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
7′ オウンゴール
34′ 杉田 将宏
■次節の予定
2022 SPL第7節(アウェイ)
2022年4月9日(土) 20:30キックオフ
Vs タンピネス ローバーズFC
@アワタンピネスハブ
By サッカーキング編集部
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