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アルビレックス新潟シンガポールが4戦連続ドローに…第1クールは2勝4分け1敗で終了

2022.04.11

 推進力を持って試合に入ったアルビレックス新潟シンガポールは前半7分、大森のロングボールに抜け出した田中が5試合ぶりのゴールを決めて先制に成功する。

 続く12分、CKからゴール正面にこぼれたボールを小林洵が胸でコントロールすると、豪快なボレーシュートを突き刺す。タンピネスGKシャズワンが一歩も動けない一撃でリードを2点に広げた。

 さらに23分、左サイドで大森のリターンを受けた小林幹がタンピネス守備陣の意表をつくパスを送ると、これに田中が反応する。ゴールネットを揺らすがオフサイドの判定でゴールは認められない。

 ここまで順調に試合を運んでいたかに見えたアルビSだが、前半31分、左サイドの深い位置でPA内への突破を許した大森がこれをファールで止めてしまう。このPKをボリスが確実に決めると、その4分後には左サイドのスローインの流れからボリスにボールが渡って左足を一閃。小林洵も付いてはいたが、強烈なシュートでニアポストを射抜かれ、あっという間に同点に追いつかれてしまう。

 その後は自由に動き回るタンピネスの仲村、メメドビッチを捕まえきれずにボールの取りどころを定められないほか、単純なクリアが増えてしまい、なかなかボールを保持することができない。

 すると前半45分、ゴールキックの流れから古賀までボールが戻ると、このパスを受けた小林幹がヤシルにボールを奪われてしまう。そして最後はフィダウスにゴールを決められ、前半のうちに逆転を許してしまう。

 前半での逆転劇を受け、後半開始とともにニッキーに代えて深澤を投入したアルビS。立て続けにチャンスが訪れる。46分、大森のスルーパスに田中が抜け出すと左足でシュート。これは惜しくもゴール右に外れる。そして、直後のゴールキックを奪うと深澤のクロスに杉田がワントラップから反転してシュートを放つが、GK正面を突いてしまう。

 さらに49分、左サイドでボールを運んだ大森から早いタイミングでクロスがあがると、これが田中の足元にピタリと収まる。田中はそのまますぐにシュートを狙うが、これもGKにキャッチされてしまう。

 アルビSはその後も焦れずにチャンスをうかがい続ける。67分、左サイドで大森が杉田とのパス交換からクロスを上げると、ゴール前でフリーの田中がヘディングシュート。GKに弾かれますが、これを李忠成が詰めてゴールへ。李の今季2点目でアルビSに同点ゴールが生まれる。

 その後も両者に決定機が訪れるなど、手に汗握る展開の中、アディショナルタイムにかけて馬力を発揮したのはアルビSだった。アディショナルタイム2分、スルーパスに抜け出した小林幹に途中出場のファイロスがボールを要求。左足でシュートを狙うが、力強いシュートを打つことができない。

 さらにアディショナルタイム3分、深澤が相手PA内でボールを回収して杉田へボールを預けると、杉田は縦に勝負をかけてクロス。これをファイロスがワントラップしてシュートを打つが、わずかにゴール右へと外れる。

 試合はこのまま3ー3で終了し、4戦連続のドローとなった。またしても勝ち切ることができず、なかなかゴールが勝利に結びつかない現状に選手たちはもどかしい思いを吐露した。

 今節をもって第1クール(全4クール)が終了し、2勝4分け1敗で序盤戦を終えることとなったが、直近3試合でキャプテンマークを巻いた小林洵は「1点の重みを大事にしていかないといけない。もう一度みんなで目の色を変えてやっていきたい」とコメントした。

 次節は5月7日(土)に開催されるタンジョンパガーユナイテッド戦。リーグはこれから1カ月間の長期中断に入るため、その期間でできることに集中していくことになる。


2022 SPL第7節(アウェイ)

【日時】
2022年4月9日(土) 20:30キックオフ

【対戦相手】
タンピネス ローバーズFC

【会場】
アワタンピネスハブ

【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:3
タンピネス ローバーズFC :3

アルビレックス新潟シンガポール得点者】
8′ 田中 幸大
13′ 小林 洵
67′ 李 忠成

■次節の予定
2022 SPL第8節(アウェイ)
2022年5月7日(土) 17:30キックオフ
Vs タンジョンパガー ユナイテッドFC
@ジュロンイーストスタジアム

By サッカーキング編集部

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