2勝4分1敗の4位で第1クールを終えたアルビレックス新潟シンガポール。首位セイラーズとの勝点差(7試合終了時点)は6で、第2クールでは勝点3を積み重ねていくことが求められる。
第2クール初戦となる今節では、開幕前の故障が癒えた国本、そして2年間のレンタル移籍から復帰したザマニが初スタメンとなったほか、出津も第2節以来の試合復帰を果たした。
前半開始から自陣ゴール前を固めてカウンターを狙うタンジョンパガーに対し、アルビSは田中、李忠成をターゲットに大森、出津がクロスを入れる形を中心に攻めていく。
サイドで自由にボールを持てる時間が続く中、前半20分、大森のクロスにゴール前でフリーになった田中がヘディングで合わせるが、ゴールの上に外れる。
クロスボール、シュートそれぞれの質を高めていきたいアルビSだったが、22分、タンジョンパガー陣内でボールを奪われると、パス3本で前線の西口へボールが渡る。大森、小林洵がチェックにいくが、猛進する西口を止めることができずあっという間にGK古賀との一対一に。そのまま西口にゴール右に流し込まれ、注意していたカウンターから失点を喫してしまう。
しかし、変わらずゴール前を固めるタンジョンパガーに対し、余裕を持ってボールを運べるアルビSは33分、大森のクロスを呼び込んだ田中がファーへ流れながらもヘディングゴールを決め切って同点に追いつく。
勝ち越しゴールを目指すアルビSは37分、大森のマイナスのクロスに小林幹がワントラップから左足でボレーシュートを放つが、タンジョンパガーGKにセーブされてしまう。
それでも前半終了間際、タンジョンパガーの連携ミスからボールを奪った李忠成が倒されてゴール正面、絶好の位置でFKを獲得する。これを蹴るのは毎日のトレーニング後に欠かさずプレースキックの練習を行っていた出津。壁の前に立つブラインドを利用して放ったシュートが見事にゴール左に決まり、アルビSが逆転に成功する。
後半に入ってからも前半同様の展開で進む。徐々にタンジョンパガーも前からプレッシャーをかけてボールを奪おうとするシーンが出てくるが、逆にできたスペースを使ってアルビSはチャンスを作っていく。
ザマニに替わって入った深澤は76分、83分とゴール正面からのシュートを狙い積極的な姿勢を見せるが、どちらもゴールの上へ外れ、リーグ初ゴールはお預けとなった。その後は針谷を投入し逃げ切りを図るアルビS。危なげなく試合を締め、2ー1で5試合ぶり、約2カ月半ぶりの勝利を飾った。
2022 SPL第8節(アウェイ)
【日時】
2022年5月7日(土) 17:30キックオフ
【対戦相手】
タンジョンパガー ユナイテッドFC
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:2
タンジョンパガー ユナイテッドFC:1
(前半2-1, 後半0-0)
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
33′ 田中 幸大
45+2′ 出津 真哉
■次節の予定
2022SPL第9節(アウェイ)
2022年5月13日(金) 19:45キックオフ
Vs バレスティア カルサFC
@トアパヨスタジアム
By サッカーキング編集部
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