ボルシアMGとの親善試合に2-1で勝利したウクライナ代表 [写真]=Getty Images
11日にウクライナ代表とボルシアMGによる親善試合が行われ、ウクライナ代表が2-1で勝利した。
ウクライナ代表にとって、ボルシアMG戦はロシアによるウクライナへの軍事侵攻後初の試合。最後に行った試合は、2021年11月16日のFIFAワールドカップカタール2022欧州予選ボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦だった。
今回の親善試合では、ウクライナ代表が前半9分にFWミハイロ・ムドリク(シャフタール・ドネツク)のゴールで先制。1-1で迎えた82分にはMFオレクサンドル・ピハリョノク(SKドニプロ-1)が勝ち越し弾を決め、現在ブンデスリーガで10位につけるボルシアMGを2-1で下した。
ボルシアMGの本拠地『ボルシア・パルク』で開催された今回の親善試合は、FIFAワールドカップカタール2022欧州予選プレーオフ・パスA準決勝のスコットランド代表戦がロシアによる軍事侵攻によって延期となっていたウクライナ代表にとって、実践リズムをつかむための貴重な調整の場となった。なお、スコットランド代表戦の開催は6月1日に予定されている。また、親善試合はいまだ戦時下に置かれているウクライナへの支援活動の一環という側面もあった。『ボルシア・パルク』には約2万人が観戦に訪れ、ウクライナ人は無料だった。
ボルシアMGとの親善試合に臨んだウクライナ代表は、優勝チームなしのまま今シーズン打ち切りとなったウクライナ・プレミアリーグ(ウクライナ1部)のシャフタール・ドネツクやディナモ・キーウといった国内クラブの選手でメンバーを編成。マンチェスター・Cに所属するDFオレクサンドル・ジンチェンコや、ウェストハムに所属するFWアンドリー・ヤルモレンコら海外組は、6月1日のスコットランド代表戦までに合流する見通しだ。
By サッカーキング編集部
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