決勝で2ゴールをマークしたズハイル・エル・ムタラジ [写真]=Getty Images
アフリカ大陸のクラブナンバーワンを決めるCAF(アフリカサッカー連盟)チャンピオンズリーグ(CL)決勝戦が30日に行われ、アル・アハリ(エジプト)とウィダード・カサブランカ(モロッコ)が対戦した。
昨年、一昨年に続く大会3連覇を目指すアル・アハリ。一方のウィダード・カサブランカは2017年以来となる5年ぶり3回目の優勝を目指しての一戦となった。会場はウィダード・カサブランカの本拠地「スタッド・モハメド・サンク」で開催された。
試合は序盤からウィダード・カサブランカが攻勢に出る。11分、FWのガイ・ムベンザがペナルティエリア手前から右足で狙うも、強烈なシュートはクロスバーを直撃し、惜しくもゴールとはならない。しかし直後の15分、中盤でボールを拾ったズハイル・エル・ムタラジが遠目から右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール左上に突き刺さり、ウィダード・カサブランカが先制に成功する。
その後は両チームが激しく攻め合う展開に。両チームともにチャンスを作り出すものの、両GKの活躍もあり得点には至らない。前半はそのまま0-1で終了する。
後半に入り48分、ウィダード・カサブランカが追加点を奪う。右サイドからのクロスに中盤から走り込んできたズハイル・エル・ムタラジが左足で合わせる。一度はGKモハメド・エル・シェナウィにセーブされるも、こぼれ球を自ら押し込みネットを揺らした。ズハイル・エル・ムタラジのこの日2得点目でウィダード・カサブランカがリードを広げる。
その後、アル・アハリはボール保持率を高め、幾度となくウィダード・カサブランカゴールに迫るが、粘り強い守備を崩しきれず得点を奪うことができない。試合はそのまま終了し、2-0で勝利したウィダード・カサブランカが、5年ぶり3度目の優勝を果たした。
なお、スペイン紙『アス』によれば、アル・アハリ側は開催スタジアムの変更と試合の延期をスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えていたが、要求は却下されたようだ。
【スコア】
アル・アハリ 0-2 ウィダード・カサブランカ
【得点者】
0-1 15分 ズハイル・エル・ムタラジ(ウィダード・カサブランカ)
0-2 48分 ズハイル・エル・ムタラジ(ウィダード・カサブランカ)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト