再びスペインの地で“魔法使い”カソルラのプレーを見られるのだろうか [写真]=Getty Images
アル・サッド(カタール1部)の元スペイン代表MFサンティ・カソルラが、現役続行への意欲を示した。2日付でスペイン紙『アス』が伝えている。
現在37歳のカソルラはオビエドの下部組織からビジャレアルの下部組織へ入団し、2003年11月にトップチームデビューを飾った。2011年夏までビジャレアルでプレーした同選手は、マラガを経て、2012年夏にアーセナルへ加入。ロンドンの地でも順風満帆なキャリアを過ごしていたものの、2015年から度重なるケガで戦線離脱を繰り返した。医師からはプロキャリア続行が困難と告げられていたが、2018年夏にビジャレアルへ復帰すると、同シーズンのラ・リーガ35試合に出場し4ゴール10アシストを記録して完全復活。2020年夏からはアル・サッドへ活躍の場を移して、今シーズンのリーグ戦16試合に出場し6ゴール9アシストをマークしている。
今夏でアル・サッドとの現行契約が満了を迎えるカソルラ。自身の去就について、同選手は「今月で契約が切れるから、何かオファーがないか待っているところ。どんな選択肢があるのだろうか。まだコンディションは良いし、これからも楽しみたい。体がもういいと言うまで、この先どうなるのか見てみたいんだ」と告白。また、来シーズンも現役続行の意向を宣言している40歳のMFホアキン・サンチェス(ベティス)について、同選手は「1年1年進んでいるのに、ホアキンの方が引退が遅いということはありえないよ。僕は彼に会うたび『歳月は流れていないようだ』と言っている」と自身も現役続行への意欲を示した。
10度の手術を乗り越え、再び眩い輝きを放つカソルラ。12月に38歳の誕生日を迎える同選手は、スペインの地に戻ってくるかと問われると「結局、体は応えてくれるんだ。チームの中で自分が重要な存在である限りは…。扉を開け、未来を見ていく。さあ、交渉のテーブル上にあるものを見てみよう。何も否定はしない」と可能性があることを示唆。続けて「これからもサッカーを続け、重要な存在でありたい。これまでプレーしたすべてのクラブに愛着が湧くんだ。その中でもビジャレアルは特別な場所。18歳のときにそこで育ち、ケガをしたときにドアを開けてくれた。僕にとって特別なクラブだよ。今年のチャンピオンズリーグは素晴らしいパフォーマンスだった」と胸中を明かしている。
By サッカーキング編集部
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