ユーヴェ退団のベルナルデスキ、新天地はMLS？…トロントFCが獲得に興味か

　2021－22シーズン限りでユヴェントスを退団したイタリア代表MFフェデリコ・ベルナルデスキが、メジャーリーグ・サッカー（MLS）に新天地を求める可能性があるようだ。5日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　現在28歳のベルナルデスキはフィオレンティーナの下部組織出身。フィオレンティーナのトップチームやクロトーネを経て、2017年夏にユヴェントスに加入すると、なめらかなドリブルやチャンスメイク能力を武器に主力に定着。同クラブで公式戦183試合に出場し12ゴール24アシストを記録。3度のセリエA制覇や2度のコッパ・イタリア制覇に貢献した。ユヴェントスとの契約が今年の6月30日で満了となったため、5シーズンを過ごした同クラブを退団していた。

　今後の去就に注目が集まっているベルナルデスキだが、今夏にMLSに移籍する可能性が浮上しているようだ。報道によると、ベルナルデスキの獲得に興味を示しているのは、MLSのイースタン・カンファレンスで現在12位のトロントFC。すでに今夏の獲得に向けて具体的な動きも見せており、金銭面でもベルナルデスキの要求を満たす条件の提示が可能なようだ。交渉は今後も継続される見込みとなっている。

　トロントFCには、イタリア代表FWロレンツォ・インシーニェや、元イタリア代表DFドメニコ・クリッシトといったベルナルデスキと同郷の選手たちが加入することがすでに内定している。ベルナルデスキ獲得に成功した場合、今夏3人目のイタリア人選手の獲得となる。

　果たしてベルナルデスキは、トロントFCへの移籍を決断し、活躍の場をMLSに移すことになるのだろうか。