ウルブスFWファビオ・シルヴァが武者修行に？…アンデルレヒトにレンタル加入か

　ウルヴァーハンプトン（ウルブス）所属のポルトガルU－21代表FWファビオ・シルヴァが、アンデルレヒトにレンタル移籍する可能性があるようだ。7日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

　現在19歳のF・シルヴァは、母国の強豪ポルトの下部組織出身。わずか16歳にしてポルトとプロ契約を締結し、2019年8月にプロデビューを飾った。2020年9月には、4000万ユーロ（当時レートで約50億円）とも報じられた移籍金でウルブスに完全移籍で加入。同クラブではコンスタントに試合に出場し、これまで公式戦62試合に出場し4ゴール6アシストを記録している。

　ポルトガルのA代表の招集経験はないものの、各年代の代表には名を連ねており、得点を量産。ポルトガルU－21代表としては、公式戦8試合に出場し6ゴール5アシストを記録している。

　今後の活躍が期待されるF・シルヴァだが、アンデルレヒトへのレンタル加入に迫っているようだ。報道によると、クラブ間での交渉はすでに決着しており、今後数時間以内に同選手のレンタル移籍が発表される可能性が高いという。レンタル移籍の期間は1年間だと伝えられている。なお、ウルブスとの現行契約は2025年6月までとなっているF・シルヴァだが、『デイリーメール』によると、アンデルレヒトへのレンタル移籍が完了する前に、ウルブスと新たな契約を結ぶ可能性もあるようだ。

　2021－22シーズンのプレミアリーグでは、22試合に出場しながらもノーゴールに終わったF・シルヴァ。しかし、ウルブスは同選手のポテンシャルを高く評価しており、将来のエースストライカーとして期待を寄せていると伝えられている。今回のレンタル移籍も、”武者修行”としての意味合いが強い移籍となるだろう。