ユヴェントスからの退団が決まっていたベルナルデスキ [写真]＝Getty Images
メジャーリーグ・サッカー（MLS）のトロントFCは15日、ユヴェントスを退団していたイタリア代表FWフェデリコ・ベルナルデスキの獲得を発表した。契約期間は2026年までとなっており、国際移籍証明書と労働許可証の取得をもって正式に加入が決定する。
ベルナルデスキは1994年2月16日生まれの現在28歳。フィオレンティーナの下部組織出身で、クロトーネへのレンタル移籍を経て、2014年9月にセリエAでトップチームデビューを飾った。フィオレンティーナには3シーズン在籍し、公式戦91試合に出場し23ゴールを記録。2017年夏にユヴェントスへと完全移籍した。ユヴェントスでは3度のセリエA制覇や2度のコッパ・イタリア優勝に貢献。5シーズンで公式戦183試合に出場し、12ゴール24アシストをマークした。得意のドリブルやチャンスメイク能力を武器に主力として活躍したものの、契約満了に伴い、2021－22シーズン限りでのユヴェントス退団が決定していた。
また、イタリア代表としては2016年3月に初出場を果たしており、これまで39試合に出場し6ゴールを挙げている。昨年夏に行われたEURO2020では4試合に出場し、母国の大会制覇に貢献していた。
加入に際し、トロントFCのボブ・ブラッドリー監督兼スポーティングディレクターは「数週間前にフェデリコと話し合う機会を設け、我々は彼がトロントFCのビジョンにぴったりの選手だと思った。同時に、彼がピッチに立つ姿を見たいと思った」とコメント。以下のように続け、ベルナルデスキの起用法にも言及した。
「彼は攻撃的な選手であるが、チームのためにハードワークすることを厭わない。左利きの選手らしく右のウイングでのプレーに慣れているが、必要であれば中央のポジションにスライドしてプレーすることもできる」
トロントFCは今夏にナポリを退団したイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェの獲得を発表している。元イタリア代表DFドメニコ・クリッシトの加入も決定しており、ベルナルデスキはクラブにとって今夏3人目となるイタリア人選手の補強となった。
MLSは春秋制のリーグのため現在もシーズンの真っ只中。イースタン・カンファレンスで20試合を消化した段階で、勝ち点「19」の13位に沈んでいる。
By サッカーキング編集部
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